・専業主婦で一時預かりを利用するのが怖いという相談
「専業主婦」って言葉も、「ワーキングマザー」という言葉と同じように、「働く」「働かない」でママを分断してしまっているのでえっさんはあんまり好きではないのだが、とある記事に「専業主婦ですが、24時間子どもを見ていないといけない状況がしんどくて、自分の時間が欲しくてリフレッシュのために一時預かりを利用したいが、なんだか周りの人の目が気になってしまって」という趣旨の内容が書かれていた。
その記事を見かけたとき、「え、全然いいでしょ〜、気にする必要なんてどこにもないでしょう」と思ったのだが、その記事のコメント欄に「仕事をしていてどうしようもなく保育園に子どもを預けています。正直、専業主婦の人には、一時預かりは遠慮してもらいたいです」みたいなコメントがあって、「そんな風に思う人もいるのか」とびっくりしたのだ。
規定上はリフレッシュ目的でも一時預かりを「利用することはできる」わけだが、そういうルールの問題ではなく、周囲の意識の問題で預けることを罪悪感のように感じさせてしまうこと自体どうなんだろ〜!?と思ってしまった。
しかも、リフレッシュで利用する場合は、自治体に申請書を出さないとならないようで、結構使い勝手も悪く、またコロナ禍ということもあり、一時預かりの利用が制限されている自治体も多いようだ。
一時預かりは保育園にとっても確かに事前情報がないだけに、預かる上でのリスクマネジメント上の課題があることは理解できるが、もっとママの働く働かない問わないで受け入れができるような体制が国全体として出来ていくといいな〜と心から思った。
海外だと保育園の利用に仕事の有無を問わない国も多いので、一時預かりに限らずにもっと子育てをする全ての人に公平で優しい国になると周りの意識も自然と変わり、気にならなくなっていくのかな〜。
・保育園に10月から入園することに!
えっさんも、保活では壁にぶつかっていたが、ブログに書いていた⬇︎第一志望の認証保育園に申し込みをしたところ希望する0歳児のクラスは5人待ちと言われていたが、奇跡的に10月に1人空きが出て、入園できることになった!!
(保活の仕組みが時代に合っていないことについて、共感してくれる友人や読んでくれた人たちから多くの反響があった!ホント、コロナを経てますますこうした声は大きくなっていくだろうな〜)
この状況下で子どもを保育園に預けることを先延ばしにしている親御さんも多いのかもしれない。しかし、えっさんにとっては家からも職場からも徒歩10分くらいの中間地点にあって、対応力が素晴らしかった第一希望の園に入れるのであれば「来年の4月を待たずしてご縁を大事にしたい」と思い、会社とも復職時期を調整してお願いすることにした。
前述で一時預かりをすることに躊躇するママのことを書いたが、えっさんも自分が0歳児から子どもを預けるとなったときに、「まだ0歳時の可愛いときに、預けるなんてよく出来るね。子どもが可哀想じゃないの?」だったり、「このコロナ禍で預けて、子どもが感染したらどうするの?」だったり0歳児を保育園に預けたことで謂れ無いことを周囲から言われたことのある親御さんの心情を改めて自分事として受け止めた。
どれだけ自分が前向きに考えて、動いたとしても周囲から思いがけず否定的なことを言われたら嫌な気持ちになるものだ。
働いている有無に関係なく、これまでの慣習や自分の時代の常識から少しでも外れたことをしている親がいると、批判から入る人というのは一定数いる。
全体で考えてみたら否定的な声の方が少ないのに、多くの肯定的な声よりも気になってしまうもので、「気にしなくて大丈夫だよ」と言われても、気にしてしまうかもしれないが、それでも自分たちが悩んで出した答えなら例え世間(世間って誰って感じだが)の正解ではないとしても堂々したらいいのではないかと思う!!
・結論「堂々とリフレッシュしようではないか!」
えっさんにとっては、育児休業期間中にこうしてブログを書いていることや、ちょっとした仕事をすることは日々の育児において、とてもいいリフレッシュになっている。
先日、えっさんの親に「この月齢になると毎日、寝るときは動き回って熟睡できないし、日中は目が離せなくなってきたし、いよいよ育児が体力勝負で大変になってきたよ〜」と言ったら、父親は「そうだよね〜大変だよね」と共感してくれたのだが、すかさず母親からは「みんなやってきてるんだから、あんただけじゃないのよ」と語気を強めに言われたのだ。
えっさんは「そんなつもりで言ったわけじゃないのにな〜」と思いながら、それに対して「いや、みんな大変だし、やってきているのは分かっているのだけど。だからって大変じゃないってことではないじゃない?昔の人の方がサポートや便利グッツも限定的でより大変だったかもしれないけどさ」とえっさんは答えた。
えっさん自身の感覚は、「みんな例外なく子育て大変だし、大変さを分かち合いながら、全ての人が適宜リフレッシュしたりしながら、育児を楽しめる環境が整うといいよね〜」という感じなのだが、えっさんの母親のように「大変なのは当たり前。それを自分を含めてみんなやってきてるんだから、サポート環境が充分に整っているのにこれ以上リフレッシュだのワガママなことを言うんじゃない」という感覚の人がいるのもまた現実だな〜とその時しみじみ思ったのだった。
えっさんは母親に「育児期間中でも自分だけの時間がリフレッシュの目的で欲しい」ということは決して言わないようにしている。なぜなら、否定されて終わるのが分かっているからだ。
否定されることが分かっている相手に、自分の考えを伝えてもそれが仕事ではない場合は、意味がないと思っているのだ。
だからこそえっさんは自分の感覚を、長期的な視点で信じることにしている。
そして、現実問題としてえっさんがリフレッシュするためには夫の協力が必要なので、夫には自分の考えを適宜、共有するようにしている。そして、夫の考えもきちんと聞くようにしている。
自分の感覚や考えに対して、批判が予見できそうであれば批判を受けずに済むように予防をする。しかし、仮に身近な人や、不特定多数の人に否定的なことを唐突に言われてしまっても、それは一時的なことに過ぎないと何度も自分に言い聞かす。
そんな風にして嫌な感情がおさまったら、長期的な視点で考えた時には自分の感覚を信じて周りに頼りながら堂々とリフレッシュする方が心身ともにハッピーでいられるのではないだろうか。
子育て中に自分だけの時間が欲しいと思ったり、リフレッシュをしたいと願うことは当たり前のことではないだろうか。リフレッシュしたいと思ったのであれば、必要なタイミングで専門家の力を借りられる環境が整っていて欲しいと願うこともまた当たり前のことではないだろうか。周囲の目を気にすることなく、必要な協力を得られ、そして応援してくれる空気に満ちた環境を子どものためにも残してあげたいものだな〜。