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祝・3歳記念!星空が綺麗な冬の【星のや軽井沢〜水波の部屋】2泊3日まったり滞在記!

・はじめに

あなたには人生に一度は泊まってみたいと思う宿泊施設があるだろうか?
えっさんにはすぐにぱっと思いつく場所が2施設あって、海外ではタヒチ北西に位置するボラボラ島にある「フォーシーズンズリゾートボラボラ」で、もう一つ国内では今回宿泊した「星のや軽井沢」だったのだ。
2020年に「フォーシーズンズリゾートボラボラ」には宿泊予定で、予約金も支払い館内レストランなんかも頑張ってメール予約をして、ひと通りアクティビティも予約済でものすご〜く楽しみにしていたのだが、こちらはコロナ禍で断念。そこで今回その悔しさのリベンジも兼ねて、3歳の子どもの誕生日記念に国内で最も行ってみたかった「星のや軽井沢」に滞在したいのでそこでの子どもとの家族旅行の様子をご紹介したいと思う!
これまで星野リゾートには国内の「星のや」「界」「リゾナーレ」を中心に12施設ほど訪れており、子どもが生まれてからは今回で4施設目になる。子どもと一緒だとどうしても祖父母も楽しめる「界」やファミリー向けの「リゾナーレ」を選びがちだったので、子どもにとっては初の「星のや」となった。

「星のや軽井沢」に関しては、宿泊者の感想も賛否両論あって「お値段の割に」という口コミコメントが多い印象もあったのだが、実際に決して安くない金額を宿泊の1年以上前に支払い、待ちに待って行ってみて思ったことはえっさんにとっては「人生に一度は泊まる価値ある場所だったな〜」という素直な感想だった。
また、なぜ「星のや軽井沢」に泊まってみたかったかというと、これまでの旅の思い出が詰まった星野リゾートの原点であり、また自分自身にとっても原点回帰できる空間が広がっているように感じた場所だったからなのだ。
都内の自宅からだと軽井沢までは1時間かからないのだが、今回大阪への転勤が決まる前に事前に支払いが完了しておりキャンセル不可だったので、大阪の自宅から東京駅を経由して軽井沢まで新幹線を乗り継いで実に片道6時間かけて到着した。笑。
ただ、途中には東京駅構内で1時間ばかりランチをしたりと休憩もしていたので、軽井沢駅に着いてからも息子はめちゃくちゃ元気で、送迎車が来るまでの間も軽井沢アウトレットのフリースペースをおおはしゃぎで走り回っているほどだったのだ。

・軽井沢駅からチェックインまで

送迎を事前に公式サイトから予約をしており、専用バスで目的地まで行くことに!「星のや軽井沢」は基本2泊以上の宿泊を前提としており、1泊でも予約できるのは30日前から空いていればという条件がついている。
この日は平日だったのだが、送迎バスも満席に近い人たちが乗っており、その多くが海外からの訪日客と思われる人たちだった。ここ5年くらいで「星のや京都」「星のや東京」と夫と一緒に宿泊で訪れている中で欧米からの方が多い印象だったのだが、「星のや軽井沢」に関してはアジアからの宿泊者も半数以上占める印象だった。
また、仕事も兼ねた滞在と思われる日本人と思われる方もいたのだがお一人様だった。夫もスタッフの方から英語で話かけられていたので、我々のような日本人の家族連れは客層としては少数派なのではないかという印象を抱いた。
バスの外観も内観も黒で格好良く、子どもの話す声も忍びない雰囲気だったので一番後ろの席に3人で座ることに!!到着までは、20分程度だったのだがあっという間に感じた。ただ、2年前に子どもとも一緒に訪れた[https://life-careerblog.com/nakakaruizawa/]ハルニレテラスをはじめ星野エリアに入ってから、「星のや 軽井沢」に着くまでは想像以上に奥まって静かな場所に位置する印象を受けた。「星のや 軽井沢」のコンセプトでもある「谷の集落に滞在する」という非日常への入口を感じさせて、気持ちが高まっていった。

バスを降りて入口エントランスはこんな感じ⬇︎で天井が高く広々としながら、日本の原風景とも言える棚田が見える開放的な雰囲気となっている。チェックインはこのフロントカウンターではなく、近くのソファや椅子に座ってのチェックインを案内いただいた。

この日は同じ時間にチェックインをする人も多く、小上がりになっているこうしたソファ席でチェックインをしている方が多かった!時間は15時少し過ぎだったので、チェックインも重なっている様子だったのだが案内はとてもスムーズで待ち時間は少なかった♪

えっさんは小上がりスペースの下にある、こちらのメインダイニング「日本料理 嘉助」の近くにあるテーブルでのチェックインを案内いただいた!

チェックイン時には冬ということもあり、温かい甘酒をウェルカムドリンクとしていただいた(子どもにはジュースをいただいた)!久しぶりに甘酒を飲んでなんだかほっこりとしていたら、いつの間にかチェックインを終えることができた。20代と思われる感じの良い男性スタッフの方が館内を案内しながら、お部屋の中まで丁寧に説明をしてくれたのでフロントからお部屋までの道のりは屋外の敷地を通って5分以上かかったと思われるのだが、あっという間に感じられた。

・お部屋1F「水波の部屋」

今回、お部屋を選ぶにあたってはせっかくの機会なので一番「星のや 軽井沢」らしい景観が楽しめると言われている「水波の部屋」をチョイスした。小さい子どももいるので、ベッドサイズはキングサイズのベッドを選択したところ、エントランスからは一番遠く離れた場所にある隠れ家感ある1階のお部屋を案内いただけた⬇︎
お部屋については谷の集落というだけあって、旅館のお部屋というよりは水辺に建つ別荘に入るような感覚があった。地上からは一段下にあるお部屋なので、子どもが歩けないと上り下りがやや大変そうだったのだが、3歳くらいだと階段を楽しんでくれるので問題なく出入りすることができた♪

玄関も広くて、何より部屋に足を踏みれたときにスリッパを履かなくても地熱が床暖房になっていてとても自然なあたたかさがあった。温度が心地よくて、なんだか旅の疲れも癒されほっとしてしまうほどだった!子どももすごく嬉しそうで、「あたたかいね〜」とおおはしゃぎだった。

お部屋は横に広がっている感じのワンフロアで、ソファへと続く導線に段があることでお部屋が立体的な空間として感じられた。ソファも窓に面して同じサイズで奥行きを活かして設置されているので、とてもゆったりとしたあたたみのある空気が部屋を包みこんでいた。

玄関から部屋に一歩踏み入れたときには、水辺の風景が広がっていて自然光でも充分に明るく、ここが非日常の場であることを一瞬にして視覚から感じ取ることができた。

BOSEのシンプルなスピーカーが置かれて、テレビはなく、室内の灯りも抑えられているので、子どもにとっては見慣れない場所ではあったもののすんなりと馴染んでくれてリラックスをした様子で、お部屋でくつろいでくれていたので安心した♪また、昼と夜の入眠速度がいつもよりも速かったように感じた。

スピーカーが置かれた棚の下に冷蔵庫があり、飲み物のラインナップはこんな感じで価格も通常のシティホテルとかとそんなに変わらない印象⬇︎。ライブラリーラウンジに行けば飲み物があるものの、「星のや軽井沢」の場合はお部屋からラウンジまで行くのに子連れだと5分くらい外を歩くことになるので、予め好きな飲料を持参をするかお部屋付けで購入する人も多いかもしれないな〜と感じた。今回は珍しく冷蔵庫のドリンクも2本購入した!

なお、お水は無料で冷蔵庫の中に冷やしてあるので、用意されている急須でお茶を淹れても良いだろうし、星のやオリジナルのブレンドコーヒーを楽しむのでも大人は良いかもしれない!湯呑みにグラスやコーヒーカップと一通り揃っており、デザインは至ってシンプルなものだった。

お次は寝室スペース!ベッドには高さがないので、子どもの寝相が悪くて万が一落ちてしまっても致命的なことにはならない安心感があった!

ベッドがある寝室空間から上を眺めると天井はそんなに高く感じず、落ち着いた木目の色合いもあってか寝室として区切られていなくても違和感なく安眠できる造りになっていた。室温も常にちょうど良いので、子どもが昼寝をしている隣りで気づいたらえっさんも寝てしまっていた。笑。

ソファスペースは奥行きがあるのだが、クッションの数も多いので子どもはクッションをどかして自分のプレイルームをソファの上に作って遊んでいた。笑。子どもが寝た後には、外の水行灯の幻想的な灯りを眺めながらクッションにもたれかかって、くつろぐことができたのは本当に至福の時間だった。

ソファに座って眺める外の景色はこんな感じで、ここが谷に位置していることを景観からも感じさせてくれるものがあった。まるで自分も谷の住人になれたような、そんな気分にさせてくれるのだ。

スタッフの方がこの宿泊は、子どもの誕生日記念での滞在ということを事前に把握してくださっていたので、子どもの誕生日プレゼントとして「みかんジュース」も用意をしてくれていた♪ お着き菓子は「星のや軽井沢」オリジナルのどらやきで、こちらはフロント横にある売店でも購入することができる。甘さ控えめでとても美味しかった⬇︎

滞在案内もテーブルに置かれていて、集落絵図のページをみてみるとこの「227」のお部屋がフロントのある集いの館から橋を2つ渡った場所、メディテイションバスの隣りに位置する敷地の中でも奥まった場所にあることがよくわかった!今回、えっさん個人としてはメディテイションバスがとても気に入ったので、すぐに行くことができる場所であったことをラッキーに感じた♪

クローゼットも広く、いかにも暖かそうなアウターも用意されていた。なお、子どもサイズの外でも着られるアウターは用意がなく、館内着のみの準備だった。
「星のや」ブランドに関しては、軽井沢に限らず小物を入れて持ち運べるおしゃれな巾着のようなバッグをいただけるので、いつも家まで持ち帰ってどこかまた別の温泉に行くときにも重宝させてもらっている。

他にもおしゃれな虫除けスプレーに、軽井沢の冊子といつもの星野リゾートの冊子なんかがクローゼットのエリアには置かれていた!冬場の滞在だったので虫は気にならなかったが、やはり水辺ということもあるので夏には窓を開けたときに虫が入ってくることも多そうだな〜とは感じた。

館内着については敷地内でも着用できる作務衣の用意があり、これはキッズサイズも用意があって動き回る子どもにもフィットしていて、とても快適だった!大人と同じデザインなのでお揃いで着ることができたのも旅の良い思い出^^

こちらは部屋着のパジャマ⬇︎こちらもキッズサイズはないもののとても肌触りがよくて、フロントの隣にある売店でも購入することもできるようだった!寝る時のパジャマの素材は大事なので、こういう肌に優しい部屋着のお心遣いが本当にありがたいな〜と年齢を重ねる度にしみじみしている。笑。

いつも旅先では金庫を使うことがないえっさんなのだが、お部屋内に大きめの金庫も用意されていた。総じて、お部屋内の備品等については必要にして充分な準備があったように感じた!!

お部屋に入ってすぐ右手、クローゼットの近くにお手洗いがあり洗面がついている空間にゆとりがあるタイプのお手洗いだった。着替えが必要な小さい子どものお手洗いスペースとしても充分な広さだった。

洗面台は1つで、お部屋のテイストに合わせたシンプルな造形。鏡のライトが特徴的でオレンジ色の明かりが優しい空間になっていた。

アメニティに関してはボトルタイプのクレンジング、洗顔、化粧水、美容液、保湿クリームが揃っていた!
こちらのブランドは「星のや東京」や「星のや竹富島」でもお馴染みのLIRIOのもの。滞在時に量を気にせずに使えるので、個包装も嬉しいけどボトルタイプでもいいかな〜と最近は思い直してきたのだ。
LIRIOは天然由来成分にこだわった化粧品で、海や川に流れ込んでしまっても地球を汚さずに、自然に還ることができる素材を採用しているのだとか。デザインもジェンダーレスを意識したものになっている。また、肌につけたときの使い心地がとても良いので、贅沢な気分になれるのも◎。

他のアメニティは売店でも購入ができる星のやオリジナルの石鹸2個と、歯ブラシにヘアブラシが用意されていた!他に必要なものがあれば、フロントまでお願いをすることになっているのは最近は価格問わずどのホテルでもそうなってきたな〜と感じている。

今回子ども用の歯ブラシについてのみ、フロントの方にお願いをして用意をいただいた!この歯ブラシがとても良くて、星野リゾートと書かれたケースに入っており、歯科医師設計ということで通常の歯ブラシと同じように1ヶ月間使える高品質の歯ブラシ(対象年齢3歳以上)を用意いただくことができたのだ。使い捨てではない歯ブラシを用意してくれているのが嬉しい!!

浴室のタオル類は洗面台の下にあり、子どもの分も含めて3セット用意があり次の日には同じセット分が補充されていた!

こちらは今回の滞在では使用しなかったのだが、オリジナリティを感じた酒風呂!!何でも長野県佐久市の日本酒を使っているようで、香りを楽しむための入浴剤なのだそう!
今回の滞在に合わせて帰りに実家に立ち寄る機会もあったので、お酒好きの父親へのプレゼントとして今回は持ち帰らせていただくことにした♪

お風呂については窓も大きく明るい雰囲気。シャンプーやトリートメント類はオリジナルのボトルタイプで、子ども用には自宅でも使っているお馴染みのarauの全身泡ソープだった!
確かに子ども用のソープは普段使い慣れているもののほうが、入浴時に子どもを洗うのには気楽で良いな〜と感じた。今回のお部屋の中の子ども用に準備いただいたものは全て滞在する子どもの年齢に合わせてセットされていることがとても伝わってきて、それが快適な滞在にもつながっていったような気がする。

こちらはベランダ!ベランダも3人家族には充分すぎるほど広々としている!!冬場はやはり寒いのだが、冬の軽井沢は空気が澄んでいて晴天率も高いので、ベランダからも見事な星空や月の景観を眺めることができるのだ。

今回の2泊3日の滞在を通じて、お部屋から徒歩で歩ける範囲で楽しんでいたこともあり、お部屋で過ごす時間も長めにとれたので最終的にはとても愛着を感じるお部屋となったのだった。

・施設サービス・インルームダイニング他

「星のや」の特長として、館内で楽しめる催しが多いことがあると思うのだが軽井沢のオフシーズンでもある冬にもさまざまな催しが無料、有料問わず開催されていた。
えっさんは、ライブラリーや棚田テラスの催しや茶屋遊びに参加!えっさんが不器用すぎて上手にできなかったのだが、子どもと提灯作りのクラフトにも挑戦してみた⬇︎

また、今回車をレンタルしたわけではないので基本滞在中の移動は旅館が用意をしてくれている無料のシャトルバスや送迎車を利用して星野エリア内で過ごしていた。そのため、バスや送迎のタイミングについての時刻案内は確認をしながら利用させていただくことに。ただ星野エリア内の送迎に関しては、時間外の時間であってもスタッフの方が空いているタイミングで送迎していただくこともできて、とてもありがたかった♪

ご存知の方も多いと思うが、予約時に「星のや」の場合は基本プランに朝食や夕食はついていない。そのため、早割のプランを予約する場合は予約管理画面からレストランを予約するのか、当日に予約をするのかの選択になるので改めて案内があった⬇︎ただ、夕食に関しては滞在中は空席が見当たらなかったので館内ダイニングを利用するのであれば事前の予約は必要かもしれない。

メインダイニング「日本料理 嘉助」で食事をするのか、インルームダイニングを活用するのかの選択肢があるわけだが、インルームダイニングもよくよく見てみると「すっぽんうんどん」など珍しいメニューもあったりして、長期滞在の人には良いかもしれないな〜と感じた⬇︎

インルームダイニングには、キッズメニューも準備があって定番のおかずが揃うお弁当や離乳食の準備もあった!⬇︎

ドリンクメニューには、星のや軽井沢オリジナルの日本酒や地場の日本酒・ワインなどが揃っていた!比較的飲みやすそうな印象のお酒だったので、もし時間があれば頼んでみてもよかったな〜と感じた⬇︎

また、後ほど詳しくご紹介したいのだが、星野エリア内にある朝食や夕食の案内もあった。えっさんは今回事前に同じ星野リゾートのホテルである「軽井沢ホテルブレストンコート」内にあるレストラン「ノーワンズ レシピ」の朝食予約も予約ページ上で済ませておいた。他にも、予約ができるレストランも多いので行きたい場所があれば事前に予約しておくと安心かもしれない⬇︎

また、温浴施設の案内としてお部屋の隣りあるメディテイションバスと、別の星野エリア内にある「星野温泉 トンボの湯」の案内も載っていた⬇︎

他に、星のや内にはスパもあって、オイルトリートメントやフェイシャル、指圧メニューなど多彩なメニューを受けることができるようだ⬇︎

また、改めて施設内で体感することができるプログラムと予約方法の案内が詳細に載っていたので、滞在中に時間が空いているときがあれば参加を検討してみても良いかもしれない⬇︎

・1日目【ラウンジ→夕食「村民食堂」→「トンボの湯」→「メディテイションバス」】

まずは1日目の子どもとの過ごし方について♪
15時過ぎにチェックインをして少しお部屋でゆったりとした後に、まずは外に出て敷地内の探索をすることに!
「星のや軽井沢」の敷地内は散策路が綺麗に整備されていて、全体をぐるりと1周歩いて散歩するのに大人の足だと15分ほどの広さで、子どもも楽しそうに歩いてくれていた。
「お水が綺麗だね〜ホテルいるかな?」と言っていたり(実際に6月頃にはホタルが鑑賞できるのだそう!)、「お船に乗ってる人がいる。何しているのかな?」と周りの様子(灯りを灯すために船に乗っているスタッフ)に興味津々の様子だった。

お部屋からライブラリーラウンジやフロントなどがある「集いの館」までのんびり子どもの寄り道に付き合って歩いていると10分くらいかかったので、3歳児との探索にちょうど良い広さだな〜と感じた。

どこが敷地の果てなのかが分からないほど敷地内はさまざまな草木に覆われていて、星のやの工事中に建物が建つ場所から別の場所に移植・保護した樹木は約700本ほどあるのだそう!樹齢の長い木が、敷地の中にたくさん覆っている様子を新鮮な気持ちで感じることができた。

冬の催しとしてキッチンカーが出ていて季節の温かいスープを飲むことができる。このキッチンカーも「星のや」仕様になっていて可愛かった!

子どもにもスープは好評で、旅先にいるとどうしてもジュースを飲む量が増えてしまうのであたたかいスープは親としても嬉しいな〜と感じた!

「集いの館」に入るとすぐにライブラリーラウンジがあり書籍・新聞が並んでいる。そこを並行をして奥までゆったりとソファとテーブルが設置されていた!そんなに常に人がいるような印象もなく、周りを気にせずに過ごすことができるスペースだった!

ラウンジメニューは、時間帯によって少しずつ飲み物やお菓子が異なっていたものの、基本は和菓子と地産の飲料を中心にしたメニューだった。この日はシードルがウェルカムドリンクとして並んでいて少し味見をさせてもらったのだが、酸味と甘味のバランスがとても良かった!

ジュースは、梅ジュースとブルーベリージュースで、特にえっさんはブルーベリーが大好きなのでこのセレクトはかなり嬉しかった!!子どもも梅ジュースは「ママ、これ酸っぱいね( ´∀`)」と言っていて、結局はブルーベリージュースばかり滞在中に何度かおかわりするほど気に入って飲んでいた。

コーヒーマシンも置いてあって、カップも蓋つきのものがあったので便利だった!!他の星野リゾートと比べて飲料やお菓子の種類が充実しているかと言われるとそうではないかもしれないのだが、逆に気に入ったものを何度も味わうにはちょうど良い種類と数のように感じた。

ラウンジには「かりんとう」が常備されていたのだが、時間帯によって味が変わっているので普段「かりんとう」を食べないえっさんもかりんとうの味比べを楽しむことができた♪

他に食べた滞在中の和菓子はこちらの⬇︎「みすず飴」「みそ最中」「くるみゆべし」!あまり普段食べない和菓子を食べてみると「美味しい」と思わず口に出してしまうくらい新鮮な驚きがあった。

さてライブラリーを出た後は、送迎車で村民食堂まで!!フロントから歩いても徒歩で5分くらいの距離なので歩いて行ってももちろん問題ないのだが、冬は寒くて暗くなるのも早かったので車で向かうことに。
12月中はライトアップも綺麗で幻想的な雰囲気だった。トンボの湯と村民食堂も同じ敷地内に隣接しているので、移動もしやすく、ご飯→お風呂の導線にはぴったりの場所だった!!

到着した1日目は「ご飯も軽めにしよう!」ということで、「村民食堂」で定食を頼むことにしたのだ。村民食堂はこの日17時からオープンをしていて、17時半に到着したときにはすでに待ち時間があるほど賑わっていた。

待っている間に村民食堂に併設されているカフェで時間をつぶしていたら、人と熊の共存のための募金箱が設置してあったのが目についた。子どもに「熊さんを守るために力になってみる?」と聞いたら、「僕が熊さんを助けるね、僕、熊さん大好きだから」と言って一生懸命に募金をしてくれていた。笑。

そうこうしていると10分くらい待ったところで席まで案内をいただけることに。定食メニューも豊富で、キッズメニューもあるので⬇︎子連れでも安心して入ることができるおしゃれでカジュアルな食堂といった雰囲気。

最近は、子どもにはこういうメニューがあるよと説明をして「何食べる?」と聞いた上で、常に子ども自ら選んだメニューを注文するようにしている。そうではないと食べてくれない確率が高い難しいお年頃なのだ。
また、夫とえっさんとでは魚とお肉など違うメニューを食べることで子どもが「これ食べたい!」となったときのための対策を講じるようにしている。

また、子どもにはもうご飯を要らないときは必ず「ごちそうさま」を伝えるようにお願いをしている。今回も早々にお腹がいっぱいになったのかすぐに「ごちそうさま」と笑顔で言い切って外で遊びたがり始めたので、夫とともにかなり駆け足でご飯を食べることになったのだった。
事前の「星のや軽井沢」の予約ページで村民食堂を予約することもできたのだが、予約できるのは村民食堂のコース料理だけなので、単品注文にしておいて本当に良かったな〜としみじみと感じた。笑。ちなみにお値段は定食2つとキッズカレーとコーンスープで合計5千円ほどと通常の外食時と同じくらいで済ませることができたのも嬉しかった!!

ご飯も早々に食べ終わったので、今度は「星野温泉 トンボの湯」へ!村民食堂のすぐ隣りなのは、移動が楽で助かった。必要な着替え以外のタオルやアメニティなどは全部揃っているので思い立ってふらっと立ち寄ることができる!
また、何度入浴をしたとしても「星のや軽井沢」の宿泊者であれば無料で温泉を楽しむことができるのも嬉しい!

こういう男女分かれての入浴のときは必ず夫が子どもを連れて男湯で入浴してくれるので大変ありがたく、えっさんは一人でゆっくりと温泉を楽しむことができた♪内湯と露天風呂があって、中はとっても広々としている。

子どもは温泉が好きで、「プールみたい!」と言っていつも夫とは楽しそうに入ってくれる。温泉に入ると全身のエネルギーも使うので、20時前に部屋に戻ってくるなり眠そうにしており歯磨きをしたらこてっと寝てしまったZzz。こうして、子どもの長いようで短い誕生日旅1日目が終わったのだった!

子どもが寝ると大人タイムのスタートとなる!!夜の「星のや軽井沢」の幻想的な夜景は、ぼぉ〜っと眺めているだけで心が和むものがあった。お部屋の近くにあったメディテイションバスにも夫と交代で入ってみることにした。異なるタイプの温泉を同じ日に近場で楽しめるのも嬉しかった。

とその前に、一人で夜の棚田を抜けてライブラリーまでせっかくなので戻ってみることに。

夜にはお酒も用意があって、この日用意があったのはBeau Michelle(ボーミッシェル)というビートルズの名曲「ミッシェル」を聞かせてできた日本酒。音楽を聴かせることによってお酒の味わいがまろやかになるらしいのだ。
その横には宝石のような和三盆の和菓子があって、まさに大人の夜にふさわしい組み合わせ♪

お酒と和菓子を少しばかり嗜んでから、凛とした空気が酔い覚ましになる敷地内を再び一人歩いていると旅の疲れが癒やされていくのを感じることができた。

メディテイションバスは、利用可能時間:15時〜翌10時までなので、夜中でも利用OKだった。むしろ、子どもが寝静まってからこっそりと一人ゆっくり瞑想しにでかけていくのに最良の場所だった。
温度設定も約 39 度~40 度とぬるめの泉温となっている。
一般的に40度前後の温度は、自律神経系の副交感神経を優位にしてリラックスできるので、安眠効果があると言われている。施設内はそこまで広さがあるわけでもなく、夜は他に人もおらず一人の時間を堪能することができた。
洗い場とサウナ室、水風呂はワンフロアになっていて、水路→光の部屋→闇の部屋へと順路が続いていて、光の部屋が明るく天井が高いのに対して闇の部屋は暗くて天井が低かった。
普段、閉塞感がある場所が苦手なえっさんもこの順路で徐々に暗闇の中で感覚を研ぎ澄ませてお湯に浸かっていると、頭を空っぽにすることができてお風呂から出たときには心身ともに軽くなって、ふわっとした感覚になった。
こちらの不思議な温浴施設の効果もあってか、普段よりも睡眠が深く翌朝の目覚めがとても良かったので、とてもおすすめできる体験だった。子どもも最終日に夫と一緒に行ったのだが、子どもからするとトンボの湯のほうが楽しかった様子だったので、こちらの施設はあくまで大人の瞑想一人タイムにおすすめと言えるかもしれない。

・2日目【朝食「ノーワンズレシピ」→教会散策・2回目「トンボの湯」→ランチ「丸山珈琲」→お部屋でケーキ→夕食「川上庵」→氷上の星空観察→キッズルーム】

さてそんなこんなで家族揃って朝は目覚めがよく、元気いっぱいに子どもの3歳の誕生日当日の朝を迎えた!
2日目の朝は7時半に同じ星野リゾートのホテルでもある「軽井沢ホテルブレストンコート」内にあるレストラン「ノーワンズ レシピ」の朝食会場へ!

こちらのレストランはフレンチレストランでホテルを入ってすぐの1階にある。たくさんの陽光と肥沃な土地で育った野菜や果物がカラフルに並んでいるビュッフェスタイルの朝食でとても口コミや前評判がよかったので楽しみにしていたのだ。
お値段は、大人2人で7,744円(税込)だったのだが素材の新鮮さや手間隙を考えるとリーズナブルに感じた。また、こうした星野リゾート内での予約時の会計は全てお部屋付にしてくれるので精算が楽なのも嬉しかった!

メインはブルターニュ風クレープで、ビュッフェには彩りがとてもきれいな前菜やサラダ、パンなどが並んでいた。
まずテンションが上がったのは、瓶に入ったフルーツジュースに北軽井沢高原牧場の牛乳というドリンクのナインナップ!ビュッフェスタイルの朝食でこの品質にこだわったドリンクを瓶タイプで楽しめるというのはかなり珍しいのではないだろうか。子どもも真っ先にこのジュースに目を光らせていた。

他にも、紅茶やコーヒーももちろんあるのだがやはり氷のケースに入れられたドリンクにどうしても目がいってしまいえっさんも2本のジュースを美味しくいただいてしまった♪

ビュッフェスタイルと言っても、1つ1つ取り分けて用意されているメニューの種類も多く、果物のジュレやメープルナッツなんかも色鮮やかで、窓ガラス越しの緑とのコントラストがとても綺麗だった。なお、柑橘と葡萄のジュレを気に入った子どもは3個も食べていた。笑。

キノコを使った前菜も美味しく、「キノコと大麦のサラダ」に「キノコのマリネ」「キノコと牛挽肉のオーブン焼き」と身体を元気にしてくれる組み合わせのメニューが印象的だった。

パンもサイズ感がとても可愛くて、メインにクレープがあるものの思わず取り分けずにはいられないほどだった♡

他にこちらの朝食の特長としてガラス瓶に入った「シェイクサラダ」があり、シェイクして特製ドレッシングをからめて食べるスタイルなのだそう!

今回のビュッフェは、色合いが鮮明できれいなことが一番印象的で、メニュー1つ1つの存在感が際立っていたように感じた!

今回、予約時のコメント欄に「子どもの誕生日」である旨を記載しておいたら子ども用のプレートに「Happy Birthday」と書かれていて、誕生日の朝らしい素敵な演出に子どももとても喜んでくれていた。
この旅行の前日にプリスクールでは先生方から写真と直筆のメッセージカードをプレゼントしてもらったのだが、子どもはそれがあまりにも嬉し過ぎて自分の持ち物として旅行中も大切に持ってきていた。
このお皿のお祝いメッセージをみてから「今日こそ自分の誕生日だ!」と言わんばかりにその持参したバースデーカードを他のお客さんにも見せびらかそうとしているのを夫とえっさんが一生懸命に制するという朝一のハイテンションぶりだった。

さて、そんなこんなで取り分けた朝食はこちら⬇︎お皿もかわいらしくて、「星のや軽井沢」の和の雰囲気とは異なるフレンチのポップな朝食にまた違った旅のテイストを味わうことができてとても楽しい時間となった♫

最後にメインのそば粉のクレープ「ガレット」はこちら!⬇︎ガレットを食べるのは神楽坂にある「ル ブルターニュ」にもう6年くらい前に友人と食べに行ったぶり。本当に久しぶりに食べたのだが、久しぶりに食べるとぺろっと食べられてしまうので、家でも作ってみたいな〜とレシピを調べるほどだった。

お腹いっぱい食べた朝食の後は、ぶらっと周辺を散策することに。軽井沢高原教会や石の教会が近くにあるので「星のや軽井沢」とは異なる景観と建物を見ることができて、散策も飽きずにできるのがとても良かった!!

散策後は宿泊者専用時間帯で入浴ができるということで昨夜に引き続き2回目の「トンボの湯」へ!
「トンボの湯」自体は「昨夜よりも混んでいるかも?」と思うほど宿泊者の方でにぎわっていた。けれど、朝の露天風呂は特に凛とした空気と鳥のさえずりに癒されて、とてもすっきりとした気分になった!!子どももすっかり温泉に慣れてきた様子で、「温泉好き〜」と言いながら外を走り回っていた。笑。
「トンボの湯」から「ハルニレテラス」までも徒歩で行ける距離なので歩いて行くことに。
考えてみると、寄り道しながら歩いたり草木や生物をみつけたりして散策する時間を最近とれていなかったことに気づいた!「ハルニレテラス」に着いてからは、ちょっとした買い物を楽しんでいた!子連れ家族も多かったので、子どもは他の歳の近い子どもを見つけては「一緒に遊ぼう!」と言って自分から絡みにいっては追いかっけこをして遊んでくれていた。
そうこうしているうちに、時間も11時近くなっていた。
この日は夕食を17時と早めの時間に予約していたのでランチも少し早めにとることに!温泉から出たばかりで喉も渇いていたこともあり「ハルニレテラス」内の「丸山珈琲」で休憩と軽食をとることにしたのだ。

と言っても朝たくさん食べたのでそんなにお腹も空いていなかったため、モーニングがまだギリギリ時間的に間に合ったのでトーストやホットドック、キッシュの軽食セットを頼むことにした♪

「ハルニレテラス」で軽食休憩をしてからは、お部屋まではまた散歩して帰ることに!
「トンボの湯」の近くから「星のや軽井沢」の敷地内にショートカットして行ける散路もあるので、途中で「茶屋」でクラフトを楽しみつつお部屋まで周囲を観察しながら戻ることに!大人はもちろん、3歳の子どもが一人で散歩しても車などの危険がなく自然がいっぱいの場所で散歩できるのはとても良いリフレッシュになるのではないだろうかと感じた♫

散歩をして子どもも色々と見て触って楽しでいたこともあって、お部屋に着いてから軽くお風呂に入ることに!お部屋のお風呂は明るい昼間のほうが、景色も眺められるのでおすすめだった!!
お部屋に着くと綺麗にお部屋が整えられていて、清潔であたたかくて幸せを感じた。子どもとお風呂に入って少し経つと子どもも眠そうにしていたので、一緒に昼寝をすることに。こんな風に非日常空間の中で脱力した状態で昼寝をできるって、なんて特別な時間なんだろ〜としみじみと感じていた。

昼寝を終えると子どもも元気いっぱいでちょうど15時くらいのおやつの時間ということで、ここでお部屋まで誕生日ケーキをお願いすることに!!こちらも予約ページから事前予約が可能で、4日前の17時までに予約すればOK!
苺ショートケーキ12cmを注文しておいて好きな時間にお部屋に持ってきていただけるのだ。こちらもお部屋付でチェックアウト時にまとめて精算が可能で、お値段は3630円だった。
お部屋の中で家族写真も撮ってもらえたので、まさに誕生日のワンシーンとして宿泊施設とセットで記憶に残るような印象深い時間となった!!

ケーキを食べた後も部屋で子どもと遊びながらだら〜っとして夕食までの時間をまったりと過ごしていた。
特に子ども連れの場合は予定が詰まっているよりも、時間に余白がある滞在のほうが大人にとっても旅の情緒を味わえるような気がしている。16時45分くらいにはお部屋を出て、今度は送迎車で「ハルニレテラス」まで移動をした。

夜の「ハルニレテラス」全体の照明もとても雰囲気があって素敵だった。誕生日当日は、子どもが食べ物の中で一番海老が好きなので、前回も子どもと訪れた大きな海老の天ぷらが魅力なお蕎麦屋さん「せきれい橋 川上庵」にお邪魔することに。こちらも事前予約をしておいたのだが、予約ページ上では対象外のお店なので、クレジットカード会社のコンシェルジュデスクの方に前回と同様の内容で予約をお願いしておくことに!

お蕎麦以外にも、お酒のおつまみとしてもつまみたい味のしっかりとしたメニューが揃っているので大人だけで訪れているお客さんはお酒を飲んでいる人が多いイメージがある!!えっさんは子どもとご飯を食べるときに一緒にお酒を頼むことがないので(大人が飲んでいるものを欲しがる傾向にあるので、それを制するのが大変なので)、食事として美味しく自家製豆腐料理や、炭火焼きの単品料理もいただいた♫

お蕎麦は大きな海老が2匹ついた「天せいろ」に「クルミだれせいろ」を注文することに!子どもは天ぷらだと野菜も何でも食べてくれるのだが、天ぷらだけでお腹いっぱいになった様子だった。

朝ご飯をかなりしっかり食べ、ケーキも食べたので夜までお腹持ちもよくて、えっさんはこの日はお蕎麦と鶏肉の炭火焼きだけでかなり満足してしまった!!お会計は1万円と費用的にも満足度高い食事を堪能することができた♫

そして、誕生日の最後を飾るのは旅のメインの3歳の誕生日プレゼント体験✨
今回、3歳を迎える子どものためにプレゼントをしようと思ったとき、以前からこちらのブログでもお伝えしている通り⬇︎やはりモノではなく、心に残る体験をプレゼントしようと夫とも話し合って決めていたのだ!!

そこで、最近は興味の対象がはたらく車以外にも「プラネタリウム」や「月」といった天体に興味をもっている様子の子どものために、氷の上で満天の星空を鑑賞するというアクティビティを予約させてもらった♫
もともとこちらの氷上の星空鑑賞のアクティビティは4歳以上を対象としていたので当初は年齢が対象外だったのだ。そこで、軽井沢でネイチャーツアーを企画されているピッキオの方に2ヶ月ほど前にメールでご相談をして、家族だけのオリジナルの星空鑑賞ツアーを企画してもらっていた。しかし、この日は晴天だったものの風が少しあったこともあり当初想定していた焚き火を囲んでの星空観察にはやや不向きの天候だったのだ。

幸いなことに、当日はえっさんたち以外には氷上の星空鑑賞に事前予約をされていたお客さんもいなかったのでご担当の方が急遽、家族ひと組ということで3歳の子どもでもスケートリンクの上での星空観察を開催してくれのだ(ありがたい!!)「星のや軽井沢」からも歩いてすぐの場所にある「森のほとりCafe&Bar」に集合をして、ホッカイロや双眼鏡を装備して、いざ隣接しているスケートリンクへ!!

子どもは双眼鏡がいたく気に入って、天体望遠鏡もガイドの方が準備をしてくださったのだが、ずっと双眼鏡を使っていた。家に帰ってからも双眼鏡が欲しくなったようで、キッズ用の双眼鏡を購入して色々なモノを眺めることにハマっている。笑。

防寒をばっちりして外に出てスケートリンクに到着したときは、カフェの明かりがあっても分かるほどに星空がキラめいていた。全ての照明が「10、9、8、・・・1」のカウントをしながら消えて、上を見上げた瞬間に思わず「わ〜!!!」と声を出してしまうほどの満天の星空に感動を覚えた。
子どもの「誕生日当日の星空を眺めるって何だか感慨深いな〜」と真剣に星を眺める子どもを横目にこれまでの時間とその流れにも思いを馳せた。星空観察中はガイドの方が子どもにも分かる言葉を使って、星座の名前や形、その場所の覚え方なんかをライトを照らしながら教えてくれて、実際にその星空を双眼鏡や天体望遠鏡を使って眺める体験をさせていただいた。忘れっぽいえっさんでも今度同じ星空を眺めたら星座を正確に識別できるだろうな〜と感じられるほどに視覚に焼きつくほど印象深い星空だった。

屋外での星空観察が終わると冷えた身体をあたためるために室内へ。
スタッフの方がホットココアを人数分用意してくれて、そのココアを飲みながらこの日みた星空を舞台にしたギリシャ神話を紙芝居と映像を使ってわかりやすく解説をしてくれた。冬の夜空ではあるもの時刻は18時半くらいということで実際にこの日に見たのは秋の星座だった。
秋の星座の物語、「アンドロメダ姫物語」の登場人物や生き物が夜空を舞台に繰り広げられる壮大なギリシャ神話に子どもは大興奮で、紙芝居が終わるとすかさず「もう1回、もう1回」とお話をおねだりしていた。

子どもはアンドロメダ物語がとても気に入った様子だったので、その日のうちに「アンドロメダ姫物語」の星座の絵本をAmazonで注文をしておいた。無事に家に帰ったらすぐに星座について振り返ることができるのは現代に生きる子どもの利点だな〜と感じる。それから1ヶ月は毎日、「これ読んで〜」と夜寝る前に自ら持ってきてくれるほどに物語を好きになってくれて、ガイドの方には心から感謝しかない。子どもの興味がギリシャ神話に向くなんて思ってもなかったので、こうしたリアルな体験を通じて子どもの世界が広がったならこんなに嬉しいことはないな〜と感じる。

星空観察は夜も冷え込む前の時間帯で実施されるのでエントランスに戻ってきたのも、19時過ぎだった。そのため、エントランスから入って⬇︎階段を登ったところにある館内のキッズルームにも立ち寄ってみることに!

この時間なのでさすがに他に子どもは誰もおらず、誕生日の最後にキッズルームを独占して遊ぶことができた!!キッズルームのおもちゃや絵本はよく見かけたり、家にもあるものだったりしたのでとても遊びやすい雰囲気だった。

子どもは星空に興味をもったかと思えば、やはりこうした場所では電車や車のような乗り物に真っ先に興味を示している様子で、ひたすら橋や道路や線路を作って車や電車を走らせて遊んでいて元気だった。いつもは20時に寝るので30分くらい遊ばせてから、お部屋に戻ることに。

敷地内は照明がとても抑えられているので、部屋までの道にもたくさんの星が輝いて見えた。「アンドロメダどこかな〜?」と言いながら星を探す姿に子どもの成長を感じられ、こうして子どもの誕生日当日、2日目の夜が更けていったのだった。

・3日目【朝食「日本料理 嘉助」→森の中のアイススケート→チェックアウト】

そして「星のや軽井沢」滞在の最終日の3日目の朝を迎えた。この日は、晴れていたものの風が冷んやりと感じられる冬らしい朝だった。
最終日の朝食をどうしようかと旅館到着後もしばし悩んでいたのだが、せっかくなのでメインダイニング「日本料理 嘉助」で「山の朝食」⬇︎をいただくことにした!!
こちらは大人2名で8470円(サービス料込)!「山の朝食」については滞在中に予約することができるので、今回のように「やっぱり食べたい!」となっても滞在中に朝食をいただけるのは実にありがたかった。

ダイニングの横には日本の原風景とも言える棚田の景観が広がっていて、水面が太陽の光を受けてキラキラと光っていた。そんなどこか懐かしさを感じる風景とともに食事をすることができる素敵なダイニングだった。

もう少しあたたかくなったら外で棚田を眺めながら休憩する時間も、忘れられない哀愁の時間になるのではないだろうかと感じた。

「山の朝食」は野菜の出汁を使用した身体に優しい休息のための朝食⬇︎ということで、最後まで心身を労ったおもてなしに心が和む思いがした^^

冬らしい軽井沢の献立を堪能できる朝食で、ここでしか食べることができない貴重な朝食をいただいていることを感じながら、最後まで美味しくいただいた。

子ども用の朝食は頼んでいなかったもののサービスでご飯とお味噌汁を子ども用に用意いただいたので、大人の朝食をとりわけながら一緒にわいわいと食べることができた♪

子どもはなんやかんやおかずよりもこうした果物⬇︎に目がないので、こちらのりんごのデザートについては全て子どものお腹の中におさまってしまったので、えっさんは味が分からずだった。笑。

チェックアウトからシャトルバスの送迎までは、昨夜 星空を眺めた場所がスケートリンクになっているので、子どもにとっては人生初となるスケートを楽しんだ。
スケート靴のレンタルも15cmのサイズがあって、二枚刃か一枚刃かを選ぶことができた。今回は二枚刃を選んで、椅子をもちながらスケートリンクを滑る体験をした。屋外のスケートリンクは、とても冬らしい空気を全身で浴びながら滑ることができるのでとても楽しい。子どもも慣れてきた最後のほうは夫と片手だけつなぎながら自分でバランスをとって滑ることができていた。
冬の午前中に外で身体を思いっきり動かすというのもまた、スケートだからこそできる体験ということも言えるかもしれない。
えっさんも小さい頃によく親にスケートに連れて行ってもらって、スケートが大好きになったので子どもにも小さいうちから冬にできるアクティビティをたくさん覚えて、毎年ウィンタースポーツを楽しんでもらえたらいいな〜と思っている♪

そしてチェックアウト前にお土産を買って、軽井沢駅へと向かっていった!なお、フロント横にある売店には「星のや軽井沢」オリジナルの商品がたくさんあるのに驚いた!!これまでも星野リゾートや星のやオリジナル商品は別の施設で見かけたものの、オリジナル商品の数についてはこれまでで一番多いのではないかと感じたのだった⬇︎

今回、人生に一度は泊まってみたいと思う宿泊施設に子どもの誕生日に泊まることができて、ここに至るまでに多くの人の協力と支えがあったことに感謝の気持ちでいっぱいになった。
また、これまでたくさんの人生の大切なシーンでお世話になってきた星野リゾートの原点である場所に泊まることができたこと。さらに、一人の日本人としてどこか懐かしい心象風景の中で谷の住人になった気持ちで滞在できる時間は、やはり人生で一度は経験するべき価値がある滞在であると心から思えた時間となった。
小さい子どもと一緒に冬に旅をするのは、特に体調管理の面で常にドキドキで、今回はキャンセルができないプレッシャーがあったのだが何とか無事に最終日を迎え、バスの車窓から軽井沢に別れを告げられたことにえっさんは楽しさ以上にほっとした気持ちになっていた。笑。
バスで軽井沢駅に戻るときに1日目にお部屋まで案内をしてくださったスタッフの方が子どもに向かって「また、遊びに来てね!」と笑顔で伝えてくれて、子どもも笑顔で「楽しかった〜また行きたい」と言っているやりとりに、こちらまでほっこりと笑顔になるのだった。

今日の子どもが豊かに生きるヒント!

いつか子どもが大きくなって自分の誕生日について思いを馳せるとき、どんな誕生日の思い出のワンシーンを思い起こしてくれるのだろうと考えるときがある。また、親として子どもの小さい頃の誕生日の出来事を思い出すとき、どんな映像が浮かぶだろうとも考える。お互いに思い出す誕生日の1ページが、家族一人一人にとっても彩り豊かなものになるといいな〜と感じる。そんな特別なシーンのために、人生に一度は行ってみたいと感じる場所での時間を選んでみるというのはいかがだろうか。

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