・夫との平日デートで、ファイナンシャルプランの認識共有!
夫が有給の消化不良(?)になっていることもあって、子どもが保育園に行っている間に二人で予定を合わせて散歩とランチに行ってきた♫
場所は、以前ブログでもご紹介させていただいた小石川後楽園【参照ブログ(今回の散策写真も追加済♪):https://life-careerblog.com/korakuen-garden/】!!前回行ったときにベビーカーでは回れなかった場所を中心に、朝9時過ぎから緑の中をひたすら無目的に散策をしてみた。
ほとんど人とすれ違わない広大な庭園の中を、秋の涼しい気候の中で気ままに登り降りしながら散歩するというのは本当に心が解放されるような気持ちになる。こういう時間が、日常にあると心が豊かになるような気さえしてきた。
緑が豊かな小道を歩いていると普段は回っていない頭もクリアに冴え渡るような感じがして(気のせい?)、夫と歩きながら家族のあれこれを話していた。
そして、いろいろな話をする中で普段はあまりゆっくり話をすることがない円安や物価上昇も踏まえた家計のこともざっくばらんに話をする機会にもなった。
「老後も、こんな風に余暇時間に庭園を散歩できるくらいの余裕があると良いよね〜」と言いながら、これから30年近く先の未来を想像してみた。
これから先に経済的な面で多くの余裕を求めているわけではなく、「家計については、円安などの実質的な資産価値を踏まえた上で、現状維持ではダメなのかな?」ということをふと考えていた。
天気が良い日はこうした散策をゆっくり楽しんだり、雨の日は温かい飲み物をお家で飲みながら好きな本を思う存分に読んだりする日々がえっさんがイメージする豊かな老後だ。そんな風に金銭的には現状維持未満でも心豊かな老後が待っているのであれば幸せだな〜と思うのだ。
正直なところ、金銭的なことについては自分の事に関しては必要最低限しか望んでおらず(このところ物欲はほぼなく。いわゆる法が定める健康で文化的な最低限度の生活ができればそれで充分と本気で思っている。)、えっさん個人としてはこれ以上金銭的なことのために夫はもちろん、今の自分の仕事や生活リズムを脅かされることのほうがリスクだと考えているのだ。
そういう思いを夫に漠然と話をしていたら、夫も「子どもが自分がやりたいことを金銭的なことを理由に諦めずにいられる環境さえ作れれば、後は別に自分達のことは現状維持ができるように努力するくらいでいいよね〜」というようなことを言って同意してくれた。
パートナーとこうした金銭感覚が同じでいられることをありがたいな〜と感じた。現状維持は後退だとよく言われるけど、例えば物価上昇率1つとっても現状を維持するには相応の前向きな努力が必要であることを忘れてはならないと思っているのだ。
・しゃぶしゃぶ食べ放題ランチの料金から考える現状維持!
散歩をしてお腹を空かせた後にランチで訪れたのが、ガストなどを展開するすかいらーくグループが手がけるしゃぶしゃぶ食べ放題が人気のお店「しゃぶ葉」♫
こちらの食べ放題ブッフェランチが、⬇︎ホットペッパーからの3%オフクーポンを利用をして平日は16時までの時間無制限で1,300円/人だったのだ。このお値段で豚バラ肉・鶏肉はもちろん、野菜にお肉がごろごろ入った特製カレーや各種麺、ソフトクリームにプリン、焼きたてワッフルに綿菓子まで食べられるのだからお得感がある。
もちろん、お肉の種類やドリンクバーなど各種オプションを追加することでお値段は変わるのだが、ミニマムで1,500円を切る食べ放題ブッフェというのはとても貴重な存在だと思うのだ。こうしたお値打ち感もあってか11時開店に合わせて行ったにもかかわらず、お客さんがすでにいて次から次へと来店する人たちで盛況だった。
全国的に物価が上がったとはいえ、欧米諸国に比べれば日本の物価上昇率は低く、外食が安いことには変わりがない。それ自体が必ずしも良いことではないのだけど、企業努力もあってこの価格を維持できていることを決して当たり前のことではないのだと噛み締めつつ、食事を楽しませてもらった(^_^)
注文方法はお肉に関してだけは、席のタブレット端末でお皿の必要枚数を注文する形式だった。また、タブレットで頼んだお肉はロボットが席まで運んでくれた。最近は、多くのチェーンレストランで配膳ロボットを見かけるようになったこともコロナ禍を経ての変化なのかもしれない。
そして、お肉の他に食べ放題となるブッフェコーナーに置かれていた食材などはこちら⬇︎
また、ブッフェの中でも特に「お野菜を色々な種類を好きなだけ食べられる♫」って日々野菜を購入する立場からすると本当に感謝の念が湧いてくる。なかなか1日に何種類もの野菜を食卓に用意することって難しいので、こういうときは思う存分に野菜を摂取することができるのも嬉しい。
しゃぶしゃぶのタレや薬味の種類も豊富なので、例え食べ放題のお肉の種類が少なくても味変をすることで飽きずに食べ続けられる工夫もありがたい。子どもがいるとなかなか組み合わせを考える時間がないのだが、夫と二人だとゆっくりと自分好みの組み合わせを考えることができる⬇︎子どもいて、子どもの分も全て取り分けが必要なブッフェだと食事の時間が忙しないので、こうして夫とゆっくり大人同士でブッフェに行ける時間があることに感謝の念が湧いてきた。
主食も中華麺にうどんもあり、ご飯はわかめご飯とあったのだが、中でも美味しくてお得感があったのがしゃぶ葉自慢の特製カレーだった。鍋の中にお肉がこれでもかというくらいに入っていて、ルーをご飯にかけるときにびっくりしてしまった。
デザートも定番のソフトクリームやかき氷、ワッフル以外のトッピングも充実していた!!あずきに白玉に、コーヒーゼリーもあったのだ。かき氷のシロップも王道のいちごやメロン、ブルーハワイ以外にも練乳やメープル風シロップなど+αの味が楽しめる。
プリンも自分で作ることができたりして、しゃぶ葉では初心者でも簡単に手作りできるデザートが多いことが特徴的だった♫
子どもがもう少し大きくなって自分一人で色々できるようになったら一緒に作るのも楽しいかもしれない!!…が、今は最初から最後まで全部を自分でやりたい意欲が高すぎるので、笑、少しでも手伝おうものならイヤイヤが止まらない可能性が大なのだ。そんなわけで今回のランチからまた再び訪れるのはちょっと先かもしれないのだが、次来たときも同じような品質とお値段で楽しめることを期待したい。
今回、しゃぶ葉の平日ランチブッフェを体験をしてみて思うことは、ブッフェとしてのクオリティとバリエーションの豊かさ、安全性、食を楽しむというアイデアを総合して考えたときに、この価格を維持できる日本という国は今のところとても良心的だということだ。
これ以上、価格も品質も落とすことなく現状維持できること自体、それを前向きに考えるのであれば日本人らしいおもてなし精神と試行錯誤の積み重ねに他ならず、改善の賜物だと捉えることもできると思うのだ。
・映画を観て経済的な理不尽さについても考えた!
ランチの後は、日用品なんかの買い物をしてお家に帰って少しのんびりとしていた。夫が子どもの保育園のお迎えをして、その後に夕食まで子どもと公園で遊んでくれるというので、えっさんはお言葉に甘えてお家で久しぶりに映画を観ることにした。
えっさん宅にはTVがないので【参照ブログ:https://life-careerblog.com/decluttering/】、スマホを片手にアマプラから観るものを探していたところ「護られなかった者たちへ」という中山七里さん原作の長編推理小説の映画化作品が目に止まった。
東日本大震災後の復興が進む仙台を舞台に、連続殺人が起き、その起因となったのが生活保護制度の欠陥にあったことを描く社会派のミステリー映画だった。映画は、原作とは設定を変えているところも多いようなのだが、観ていて考えさせられることが多かった。
これを観てえっさんはこれまで日本という国は生活保護というセーフティーネットがあるので、どのような状況になっても餓死するようなことはないと考えていたのだが、生活保護が必要な状況にもかかわらず、さまざまな事情から漏れる人たちもいるという現実を知る契機にもなった。
今日のブログでは家計の現状維持だって前向きな努力なしではなし得ないし、老後まで現状維持できるのであればそれを肯定的に捉えているし、日本という国はまだまだ現状維持でも良心的なサービスを受けられる住みやすい国だという趣旨のことを書いてきた。
けれど、現状維持=常に今日食べるものに困るような人たちが現実にいて、自ら声をあげなくては護られずにセーフティーネットからも抜け落ちてしまう人たちがいるのだということも、同時に忘れてはならないなと思ったのだ。
いくら準備をしていても天災・戦争など誰しもが、万が一という事態を迎えることだってあり得るのだ。
仮に自分ではコントロールが効かないような事態に急に陥って今日食べるものもないというような状況になったとき、自ら声を出したり、助けを求めることを厭わずに、助けを得られたら素直に感謝できる自分でありたいとも思った。そして、子どもにも本当に困ったときには自ら助けを求めて行動できたり、助け合える環境に感謝できる人になってほしいとも思ったのだ。
また、経済的な格差をはじめ「世の中にある理不尽な現実にえっさんができることはなんだろう?」と考えてみると、それに対する解が自分の中にすでにあることに気づく。
それは、自分が変えたいと思う現状に対して何かしらの支援をしている信頼のおける企業、団体、組織や個人に金銭的な寄附をするというシンプルな方法だ。
そういう意味では、自分が変えたいと思える社会的な課題に対して持続的に寄附活動ができるように家計のやりくりもしていきたいのだ。
今後も心豊かに生きていくために必要な最低限の備えがある家計維持に向けて、あらゆる努力を怠らないことは大切なことだと思っている。けれど、その維持の前提には未来ある子どもたちに残したい世界に近づくための投資(寄附)ができる余力を残しての家計の現状維持を目指していきたいと決心した1日となった^^
今の10代、20代の若者たちとライフプランニングの話をしていても現状よりも多くを望まないという声をよく聞く。食うに困ることは回避したいが、その基準が一定水準をクリアしているのであればむしろ現状維持について肯定的に捉えている若者が多い。こうした現況については、賛否両論あるとは思うものの親世代の一人として同意できることもある。現状維持すら不断の前向きな努力なしではなし得ない。
仮に10年後、20年後、30年後、それ以降も現状維持もしくは現状維持未満の家計状況だとしても努力と考え方ひとつで心豊かに生きていける希望は残されているのではないだろうか。そして、その現状維持の前提には子どもたちに残したい未来のための投資ができる余力を残した前向きな家計を目指していきたいものだ。