・リーズナブルな入館料が魅力!「地下鉄博物館」って?
以前、鉄道博物館こと鉄博に遊びに行ったお話をご紹介したのだが⬇︎、当日券でもこちらの鉄博よりも大人1人あたり1,000円以上安い地下鉄を専門に扱った鉄道博物館である地下鉄博物館(愛称:ちかはく)に先日、義妹(ももちゃん)と夫と子どもの4人で遊びに行ってきた!今回はこちらのリーズナブルに鉄道のあれこれを楽しめる、ちかはくの魅力をお伝えしたいと思う!!
東京メトロ東西線「葛西駅」の高架下にあって、電車でのアクセスも良いこちらのちかはくだが、意外にも歴史は古く1986年に会館をしており、2003年にリニューアルオープンしている。館内は想像以上にまだま綺麗で、鉄博ほど広くはなく1F部分だけしかないこともあり、どこに何があるのかが分かり易いレイアウトになっている。
電車好きの子どもの好奇心を満たしてくれるほどに展示の内容は充実しているのだが、料金はリーズナブル(高校生以上220円、4歳以上中学生までが100円)⬇︎で8月夏休みの土日に行ったにもかかわらず、それほど混み合っていないことも大きな魅力のひとつ♫
入口から楽しい仕掛けがあって、切符のような入館券を地下鉄の改札機に通して入館できるシステムになっているのも嬉しい⬇︎
・地下鉄博物館の見どころ!
館内は、大きく7つのコーナーに分かれていて、【地下鉄の歴史 / 地下鉄をつくる / 地下鉄をまもる / 旅客サービス / 地下鉄車両のしくみ / 地下鉄プレイランド】とある⬆︎
鉄道博物館の醍醐味である実際の車両の中に入れる本物の電車の展示がある⬇︎ことはもちろん、プレイランドでは追加料金もかからずに色々な鉄道体験ができるのでとてもコスパのよい博物館だと感じた♫
展示の仕方も工夫がされていて、例えば銀座線開通時の上野駅ホームが再現されていて、昭和レトロな雰囲気の駅のホームはなんだかノスタルジックな気持ちにさせてくれる。子どもにとってもこうした昔ながらの歴史を雰囲気から体験できるのは、楽しい体験なのではないだろうか。
もちろん、文字情報を含めて深く知りたい場合も歴史について分かりやすくまとめられた展示もあった⬇︎銀座線からスタートしてそれぞれの路線のカラーで年表があったりと視覚的にも伝わる工夫がされている。
【地下鉄をつくる】コーナーでは、トンネルのつくり方についても学ぶことができる⬇︎
子どもは何でもボタンを押したがるということもあって、こうした立体的な鉄道模型にあるボタンをポチポチ押す⬇︎ということだけでも楽しそうだった。しかも、順番待ちをしている人もいなかったので好きなだけ押してもらえた。
【鉄道をまもる】コーナーでは、総合指令所での指令体験をすることができる⬇︎こうした体験も1組の親子を待つだけですぐに体験できた!!
他にも「単線シールドトンネル」があって、子どもにはまだそれが何なのかは分からなくとも、その大きさに圧倒される展示だった⬇︎
【鉄道をまもる】コーナーが館内の中央付近にあることもあってか、選ぶのにはほどよい品数のミュージアムショップもあった⬇︎
【地下鉄車両のしくみ】コーナーには、電車の屋根の上にパンタグラフと呼ばれる集電装置をボタンを押して操作することができた⬇︎こちらもボタンを押すタイプの仕組みで、子どもも大きなパンタグラフがゆっくりと動く迫力に見入っていた^ ^
【地下鉄車両のしくみ】コーナーに隣接して期間限定の【企画展示】コーナーもあり、この日は有楽町線の引退を迎えた7000系を中心とした車両のあゆみについて紹介がされていた⬇︎
こちらは銀座線01系車両の先頭の運転席部分の展示⬇︎中に入って、レバーや電話などに触れて動かすことができる。
こちらは【地下鉄プレイランド】コーナーにある1日4回自動運転される「メトロパノラマ」⬇︎なかなか地下鉄の構造が分かるパノラマ展示はないので、これを見るといかに東京の地下が複雑に入り組んでいるのかを視覚的に理解することができて大人がみても面白かった(*^^*)
他にも【地下鉄プレイランド】コーナーでは、実際の電車の揺れまで体感できる本物の運転台が操作できる電車運転シミュレーターもある⬇︎比較的空いていた館内も、こちらのシュミレーターは大人気で5組ほどのファミリーが常時並んでいる様子だった。
後から見るとこんな感じで⬇︎、本物の電車をそのままシミュレーターにしたのがよく分かる!こちらが入館料の範囲だけで体験できるのはとても魅力的♫
また、館内の探索に疲れたら休憩コーナーもあり当面は食べ物はNGなのだそうだが、飲み物は自由に飲むことができた⬇︎休憩コーナー以外にも、入口を入ってすぐの場所にベビーカー置き場があり、その近辺に小休憩できるような椅子も用意されている。
休憩室のスペースにはプラレールをはじめとした鉄道関連のガチャもあって、子どもにも見やすいようにディスプレイまでされていたので、言わずもがな子どものテンションは上がっていた( ´∀`)ももちゃんが、息子がはまっているトーマスのガチャを一緒に回してくれて、休憩スペースでも楽しそうに遊んでいた♫
鉄博のようにおしゃれなレストランや新幹線の駅弁、オリジナルの料理が食べられるわけではないが、気軽に鉄道を楽しんで少し休憩するには充分な空間だった!
・乳幼児でも一緒に体験できたこと!
そんなお得なちかはくで1歳の乳幼児の息子でも、楽しめた体験を最後にご紹介させていただこうと思う!!
まずは、電車の車両の中を独占できた時間も⬇︎土日でも他に車両に人がいないこともあって、広々とした車両を思う存分に探索することができた。窓には映像も投影されていて、ちかはくならではの乗車体験ができるのだ!
【鉄道をまもる】コーナーの総合指令所での指令体験では、画面に運転手さんの帽子をかぶった自分の姿を映し出すこともできて、子どもは不思議そうに画面を眺めながらも「ぼうし」「ぼうし」と喜んでいた⬇︎この日は夏休み期間ということもあり、休憩スペースに隣接したホールでは4歳以上の子どもを対象に参加費500円でダンボール工作で車掌さんの帽子を作るイベントも実施されていた。こうしたイベントは随時更新されるので、乳幼児でも参加ができるものがあれば事前にチェックしておくのも良いかもしれない!
他にも体験としては実際の車両に入って、運転席に座ってレバーなどを操作するという体験が異なる車両で2度できた!これには、子どももとても喜んでいたように感じた。こちらは、東京高速鉄道129号車の運転席⬇︎運転席から離れようとしないほど、レバーをしっかりと握りしめていた。
銀座線01系車両の運転席は、とても広々としていた⬇︎レバーもたくさんあって、ボタンや電話、マイクまであるので子どもも目についたものを何でも触れてみたくて夢中になって探索をしている様子が印象的だった!!
電車運転シミュレーターについては、千代田線の本物の車両での体験は乳幼児はまだ対象ではないものの、乳幼児でも操作できるシミュレーターも【地下鉄プレイランド】コーナーにはあって、入館料だけでこちらも体験が可能だった⬇︎JRのような外の景観ではなく、トンネルの中を通る地下鉄だからこその線路の眺めも新鮮だった。
ちかはくに行ってみて、電車好きの子どもならずとも喜ぶ体験を家族みんなでお得に楽しめる博物館であることを感じた♫また、年齢を重ねる中で体験できることも増えていくので、ぜひまた訪れてみようと思える博物館体験となった!!
子どもの興味に合わせてできる体験を考えたとき、そのキーワードをもとに探してみると意外と楽しく節約できる子連れスポットがあることに気づく!そんなスポットを探して遊びに行く中で、その時の子どもの年齢に合った遊び方、体験を見つける喜びを子どもと一緒に見出してみてはいかがだろう。