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同じような環境・能力の人同士では「人生の収支はトントン」説について実際のエピソードを語る!

・慶応姉弟の過去と現在

年齢の近い経営者と一緒に仕事をしていた時のこと。
えっさんが「人生の収支はトントンなんかな〜ってキャリア支援をしていると思うことが多い」という話をしていたら、その経営者も「そう感じる」という話になった。

その一緒に働いていた経営者とは、出身地が近く埼玉県内の特に栄えているわけでもない地区に住んで、学生時代を過ごしていた。
その地区では、中学受験をする人は圧倒的なマイノリティーで、当然「SAPIX」のような塾はない!
中学受験や「SAPIX」については⬇︎参照。

経営者(以下、弟)は、その地区の中でも個人でやっている無名塾に小学校時代は通い中学〜大学まで慶応という学歴だった。その地区で誰も合格したことない慶応に中学受験をして進学したことで、周りには「神童」とまで呼ばれていたようだった。一方、経営者のお姉さんは高校まで公立で、自力で大学受験をして慶応義塾大学に進学した。

弟は容姿も整っていて身長も高く、中学の時から電車に乗っていても女性たちにキャーキャー言われていたようだ。
高校時代はやんちゃをして渋谷が「庭」のような生活をしていたが要領が良いので、大学に進学する時も法学部に進学することができた。法学部も法律と政治と学科があるが、タイプ的に政治学科に進学。
一方のお姉さんは容姿は普通だが、秀才タイプで法律学科に進学。弟よりは真面目に大学で学んでいた。

大学卒業後、弟は就職をすることなく相変わらず渋谷をフラフラとしており、見兼ねた親のコネで就職する。しかし、そこがザ・ブラック企業で低賃金に長時間労働。一方お姉さんは、弁護士となり有名弁護士事務所で大企業相手の顧問弁護士として数千万プレーヤーに。

月日は流れ社会人になって数年後、超絶ブラック企業から命からがら弟は逃げ出し、仲間とともに起業。
一方のお姉さんは、夫の海外転勤で弁護士事務所を辞め専業主婦になった。

その結果、一緒に経営者(弟)と話をした時には年収の収支合計は姉弟でトントンになっているとのことだった!!

いかがだろうか。
年収に限らないと思うのだが、上記のようなことは周りでも程度の差こそあれ普通にある話だと思うのだ。
そして、同じような能力をもっている人生の浮き沈みが「激しい人」と「平坦な人」がいるとしたら、その人たちの幸/不幸の総和は総じてトントンというような印象を側から聞いている限りは受けることが多い。

・いつか自分にも挫折する時が?

話は少し逸れるが、自分は人生においてこれまで挫折を経験していないという人もいる。
だけど、よくよく話を聞いてみるとそういう人の中には意識的に挫折をしないように生きてきたと自覚している人も少なくない。

例えば、自分の実力よりも少し下の学校への進学、確実に内定が出る就職先への就職。
ちょっとでも気が合わなそうな人とは、可能な限り距離を取り無難に接する。
相手が確実に自分のことを好きだと確信がなければ告白はしない など。

何かに挑戦をして挫折をしないというよりは、実力相応や本来の力からするとレベルを落として進学、就職などをしてその中で荒波を立てずに生活をしていくことを自ら選択をしている人もいるのだ。
例え、ちょっと上を目指せるような状況でもより確実な方を選ぶという人生を歩んでいる人もいる。
また、挑戦をして高い目標を設定したがそれも達成できたけど「いつか挫折することがあるんじゃないか」と挫折すること自体を恐れて生きている人もいる。

そんなことを考えると大きな挫折があって傷ついたけれど、それでも立ち上がって前に進む人生と、挫折から逃げてきた人生と結果的に全く同じキャリアや生活レベルだったとして、どっちが「良い人生」ということはなかなか判断がしにくいかもしれない。

・何も起こらない人生なんてない

えっさんは出会ったことがないが、もしいるのなら話を聞いてみたいと思う人というのはこんな人だ。
「これまで、自他ともに人にも経済的にも環境的にも恵まれて生きてきた。そして、何に対しても傷つくようなこともなかったが、相手の痛みも分かるような思いやりのある人。そして、この世に生まれてからずっとのぼり調子で、うまくいかなかったことが思い浮かばないという人生を歩んでいる人」
・・・けれど、そんな人は果たしているのだろうか。

一見、華やかそうにみえる芸能人なんかでもそうかもしれないが、側からみていて順調そうで幸せそうだとしも、本人の中で何も葛藤なく生きている人なんてなかなかいないだろう。
「隣の芝は青くみえる」とはよく言ったもので、何も起こらない人生なんてないのだ。

最後に、高校でとても傷つくことがあって3年間ずっと不登校していた高校生の話をしよう。母親としては色々と努力もしてサポートもしてなんとか学校に行って欲しいと思っていたが、その高校生は一向に学校に通うことはなかった。その代わりに、高校に行かない時間に自作でアニメーションと音楽をコラボさせて動画配信をし、驚異的なPV数を叩き出していた。
そして、その動画配信会社のイベントに招待され、その配信名で参加すると一躍人気者となり、そうしたことが自信につながり、高卒認定を取り大学に進学をした。
今は将来性と専門性のある学科で学びながら、動画配信も続けているという若者もいる。

今日のブログで何を伝えたかったのかと言うと、今がしんどくてもこれから人生のどこかで収支の帳尻が合うと思って、少し気持ちを楽にして生きて欲しいということだ!!

今日の子どもが豊かに生きるヒント!

私たちは時々、なんで自分ばかりこんな大変なんだ!と思ってしまうことがある。けれど、改めてそんな悪いことばかりでもないし、良いことばかりでもないし、人生においての収支はトントンになることが多いと思っておくと少し冷静に今の自分が成すべきことが見えてきたりする。子どもが落ち込んでいた時にも、自分の人生の収支について「あなたが生まれたことで人生が好転したのだ」と伝えられたらいいなと思うのだ!

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