・子どもの体温が下がるリスクとは!?
このところ、毎日の気候変化と気温差も大きかったのか息子が生まれてからはじめて38度以上の熱が出た。
病院での検査の結果、コロナではなく症状としては軽いものの気管支炎の疑いがあるようで、今週はお家で完治するまで療養することにした。
…と言っても、保育園をお休みして外には出ないだけで熱が38度を超えていても家の中を休むことなく走り回って、ひっきりなしに家にあるすべての電車の絵本を1冊、1冊持ってくるので、「おいおーい、頼むから安静にしていてくれ〜」と切なる心の声が漏れていた。
普段の息子の平均体温はだいたい36度ぴったりくらいなので、2度以上体温が上がるというのは相当辛いはずでは?と思うのだが、遊びたい気持ちのほうが強いのだろうかとびっくりした。
また、体温と言えば、先週の幼児教室では「低体温」や「冷え」が健康に大敵であるという話があった。
体温が健康時の平均体温から1度下がるだけで、病気にかかりやすくなったり、アレルギー症状が出やすかったり、基礎代謝も低下し、慢性的な倦怠感があったりと身体に異変が生じるのだそうだ。
他にも消化器系の病気やがんに罹患しやすかったりするのだと説明を受けて、危機感を感じた。
体温は低くても高くても平均体温から1度の違いが、身体に大きな負担になることを熱が出ている息子のケアをしながら、実感した。そんなわけで、今回は子どもの体温が健康とされる平均体温「36.8度」をキープできるように、日々心がけたい食事と生活習慣についてご紹介したいと思う!!
・身体の温度を上げる食べ物・下げる食べ物
これまで子どもの食について、離乳食を作るようになってから子どもの身体にとって良いものについて、本を読んだりして知識を得た中で、野菜や果物をはじめ日々の食を意識するようにしていた。⬇︎
しかし、その野菜なり果物なり、肉魚なりが身体を温める「温熱性」の食べ物なのか、身体を冷やす「寒涼性」の食べ物なのか、そのどちらでもない「平性」の食べ物なのかを意識したことは一度もなかった。
今回、体温の重要性ついて実感する中で通常時の息子の平均体温36度をできるだけ、健康体温である36.8度に近づけられるように食べ物にも気をつけようと思ったのだ。
分類としては、ざっくりと分けると夏が旬のものや南国の食材は身体を冷やす「寒涼性」である確率が高く、秋や冬が旬のものや寒冷地でも育つ食材は「温熱性」である確率が高いのだそうだ。
具体的な「温熱性」「寒涼性」の食べ物の例が挙げられていたリンクを見つけたので、ご参考まで。⬇︎
上記はお味噌で有名な「マルコメ社」のWebマガジンのリンクだが、味噌やチーズをはじめとした発酵食品は「温熱性」という意味でも身体にいいのだな〜と改めて感じた。事例として、豆は本来「平性」だけど、豆腐になると「寒涼性」になって、納豆になると「温熱性」に変わるのだと書かれていた。また、牛乳は「寒涼性」だけど、ヨーグルトになると「平性」に変化するのだそうだ。
この「寒涼性」「温熱性」の分類を考えると果物は身体にいいし、子どもが食べてくれるからと毎食出してるのだが…「バナナ」「パイナップル」「りんご」「梨」「柿」「いちご」「みかん」「メロン」「スイカ」といった言わずと知れた代表的な果物は全て「寒涼性」に分類されていて衝撃!!!
ちなみに、果物の中では「桃」は温熱性に分類されるのだが、果物の多くは子どもの体温のことを考えるとあげすぎ注意!!ということを肝に銘じようと思ったのだ。
他にも普段の食事で多く摂取しやすいものとして、やはり最近は「小麦」に気をつけるようにしている。
「小麦」に含まれる成分「グルテン」が身体に及ぼす悪影響について論文や研究結果を色々なところで見聞きするようになった。その影響もあって子どものパン食やパスタにはかなり気をつけるようになったのだが、「小麦」はさらに「寒涼性」でもあるので、改めてあげすぎ注意!!というわけだ。
・日々心がけたい子どもの生活習慣
こうして日々の食生活に気をつけつつ、普段の生活習慣でも身体を温める習慣を一緒に心がけていきたいところ!!
「起きる時間」「寝る時間」「食事の時間」が規則正しいことはもちろん、冷暖房の効いた室内ばかりにいると子どもの体温調節機能が正しく機能しないため外に出て適度な運動をするということも体温を正常にキープするのに役に立つ。
子どもが生後3ヶ月を過ぎた頃からは、冷暖房をオフにしたり、外に出たりすることで「暑い」「寒い」をきちんと感じられる時間を作っていくことで体温調節機能が育つのだそうだ。
たまに、ベビーカーに半年〜1歳くらいの息子と年齢の近い子どもを見かけるとつい目がいってしまうのだが、冬なんかにこれでもかと毛布をかけたり、もこもこの帽子をかぶせたり全身の寒さ対策をしている子どもをみかけた。
暑さ・寒さ対策もやりすぎると子どもが本来もっている体温調整機能を阻害することになってしまうので、えっさん自身も子どもの体温調整機能が適切に働くように服装には注意しようと思ったのだ。
いずれにしても、「食事」「運動」「睡眠」の習慣は子どもの健康にダイレクトにかかわっている。
幼児教室で話を聞いた中で、体温が上がるメカニズムとして、「生活習慣を整えることで子どもの成長ホルモンの分泌を高め、熱を生み出し、身体の筋肉をしっかりと育てることで、身体の末端まで血液を行き渡せることができ、結果として体温が上がりやすくなる」ということは頭に入れておこうと感じた!!
今回のブログのテーマである食事については、これからは外も暑くなってくることもあり身体を冷やしてしまう食べ物が世の中に出回りやすいタイミングでもあるので、平時の子どもの体温の変化に気を配りつつ、できるだけ身体を温めてくれるような食材を夏の暑い間であっても取り入れるように意識してみてはいかがだろう。
人の身体は健康な体温から1度上がったり、下がったりするだけで大きな負担を感じるようにできている。健康的な体温をキープするためにも、毎日身体に取り入れる食べ物について、身体の温度に与える影響を意識してみてはいかがだろうか。その食べ物が身体を温めてくれるのか、それとも逆に冷やしてしまうものなのか。身体のメカニズムを頭に入れつつ、身体が温まるものかつ身体に良い食材をできる限り毎日の食習慣としても取り入れらるようにしたいものだな〜。