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お金の「貯め方」よりも、幸せなお金の「使い方」をシェアしていきたい!!

・お金を「貯める」目的は何なのか

昨日は稼ぐ力についてブログに書いた⬇︎が、今日は「お金をどう使うのか」ということについて。

日本人は貯蓄が好きな国民性だと言われている。
この数年では「老後資金2,000万円」問題が結果として貯蓄好きの国民性を助長する炎上マーケティングとなり、お金の貯め方関連の情報が溢れるようになった。実際に日本人の平均貯金額は1,600万円と世界的にみても多いと言える。

一方、日本とは逆に貯蓄をしない国民性で有名なのはイギリス人だろうか。 
イギリス人は親世代が多い45歳以上でも貯金額が140万円に満たない人が、全体の40%強となっており、国民の4人に1人は貯蓄がないという統計もある。

日本人の40代の貯蓄の平均値が694万円で、中央値が365万円。 50代で平均値が1,194万円で中央値が600万円 。60代で平均値が1,635万円で中央値が650万円。70代以上で平均値が1,314万円で中央値が460万円となっている。(資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」【二人以上世帯調査】2019年
いずれの世代でも中央値で考えたとしても、イギリス人の軽く倍以上は貯蓄がある結果となっている。

イギリス人が貯蓄を重視しないのは、日本とは異なる右肩上がりの住宅不動産事情もあるのだが、国民性として老後のことを考えるよりも今現在の生活の質を大切にするからということが大きな理由のようだ⬇︎

では、日本人が世界的にみても貯蓄好きだとして、日本人にとってお金を貯める目的は何なのだろうか。
内閣府の資料を見るとこれまでの目的は「普段の生活を維持するため」という割合が多かったのが、今後の目的は「病気や介護への備え」に変化しているようだ。
つまり、お金を貯める目的は現在の生活の質を担保することから将来に備えることにシフトしている!

知り合いでも、収入も雇用も安定した職に就いているのだが、漠然とした将来不安のために過度の節約をしており、今の生活の質は後回しにしている人もいる。またFPへの家計相談事例にも、収入に対して支出が極めて少ない事例なんかもたまに見かける。

そんな単純な話でもないのかもしれないが「お金を貯めないのは、今の生活の質を大事にしたいから」で、「お金を貯めるのは、将来不安に備えたいから」ということが大局としてはあるのかもしれない。

・お金の「使い方」に思考が反映される?

では、日本人は衣食住を満たす以外にどのようなことにお金を使っているのだろうか。
使い方として寄付の割合が世界的にもとても低いことで日本は知られているので、自分自身や家族のためだけにお金を使っている人が多いのかもしれない。

寄付と投資のお金の考え方は同じだということはよく知られた話ではあるので、上記の記事のように投資も寄付の割合も低い日本人のお金の使い方に疑問を呈する声もよく見かける。

寄付と投資の考え方をえっさんなりに解釈をして書いてみると「未来を信じて社会にお金を投じて、お金を託した先が実現する未来に向け社会が動いた結果、自分自身にも金銭面に限らず信じた未来へ前進するというリターンが返ってくる」と理解している。

寄付にしても、投資にしても、託した組織は何かしら社会課題を解決するという役割を担っていて、自分自身が得たお金を、どんな課題を解決するために使いたいのか、そういうことを意識しながらお金を使うことにしている。
自分が生涯で出来ることはとても小さいかもしれないが、応援したい未来を担う先の人たちに出来ることは大きなことであると他者を信じることにしているのだ。

これまで大した人生を歩んでいるわけではないが、子どもが生まれたことでより自分のためにお金を使うといった自己中心的な世界から脱却し、他者貢献ということを一層意識していきたいと思い、金融資産のポートフォリオも見直したのだ。
そして、金融資産を「寄付」「投資」「貯金」「保険」とそれぞれ詳細に「このお金の目的は××!」とデータ上に残すようにしている。
例えば、投資1つとってもETF/投資信託/REIT/株式/債券/金とあり、さらに株式の中にも米国株/欧州株/日本株/新興国株とあるので「このお金の使い道ってなんだっけ?」とならないように、必ず使うこと(イグジット)を家族の中で明確にした。
そうすることで、自分たちの中でどんなことを価値として大切にしているのかという思考も可視化されるようになり、結果として今の生活の質が高まっているように感じるのだ!

・幸せなお金の「使い方」って?

お金の「貯め方」については情報が溢れているのに、こんな風にお金を使ったら幸せ感じるという「使い方」については情報に触れる機会が少ないような気がするのだが、いかがだろうか。

以前に有名人と付き合っていた社長のインスタ(裏アカ)が発覚して、ちょっとしたニュースになっていた。
そこには外車や時計などの高級品をここぞとばかり自慢したり、お金を持っていない人を見下すような文言が掲載されていて「これって羨ましいどころか、格好悪い。幸せそうじゃない。」という声が多く上がっていたような気がする。
最近は特に「自分のために高級なものを購入することって何か幸せなことじゃないかもしれない」と考えている日本人もかなり増えたのではないだろうか。

先ほど、寄付や投資の割合が低いということを書いたが、応援したい人やことのためにお金を使うという発想は広がってきている。
クラウドファンディングの「READYFOR」にしろ、えっさんもたまに購入する「Makuake」にしろ応援購入というお金の使い方が日本人にはより馴染みやすいのかもしれない。
ファンの人にお金を使うことも思考としては同じようなロジックかもしれない。

えっさん自身は、大切な人に会いに行くためにお金を使ったり、プレゼントを贈ったり、一緒に旅行をしたり、美味しいご飯を一緒に食べたりするのにお金を使うときは幸せな気持ちになる。
ものに限らずプレゼントって贈る側の楽しみでもあるな〜としみじみ思うわけだが、相手に喜んでもらえたらより一層幸せな気持ちになる!

そういう意味では、寄付も同じかもしれない。
単発のボランティアと違って毎月寄付をしていると、長期的に関係が出来てきて、座談会やワークショップに招待されたり、活動の進捗レポートが送られてきたり、支援をしている子どもから手紙が送られてきたりして関係ができてくる。そうして喜んでもらえたり、状況がより良くなっていると感じられることに幸せな気持ちになれるのかもしれない。

このブログもそういう意味では、考え方は同じだ⬇︎

ブログ自体は運営するのに毎月コストがかかるわけだが、読んでくれている人が少しでも明るい気持ちになってくれることが自分にとっての最大のリターンなのかもしれない。
そんなわけで、今後も幸せなお金の使い方についてもたまにはブログにしてシェアしていけたらいいな〜と思う!!

今日の子どもが豊かに生きるヒント!

お金はどんな目的で貯めているのかを明確にすると、自分の中で大事にしている価値観も見えてきたりする。そして、お金の「使い方」については「貯め方」以上にその人の思考が見えるとも言える。
子どもにもお金を使うのであれば、他者貢献にも目を向けながら、充足感のある幸せなお金の使い方をしていってほしい!そしてそう思うのであれば、まずは親世代から幸せなお金の使い方をどんどんシェアしていけたらいいな〜。

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