・節約旅に欠かせない福利厚生の徹底活用術!
今回は、生後半年の息子と夫と3人で合計11,000円(税込)で1泊2日朝夕付の温泉宿に泊まった時の話!
えっさんは、節約好きなのだ。これは、もはや趣味のようなものだ。
新卒で入社した会社を約3年で辞め、転職先が未経験の社会保険労務士業だったこともあり、年収が一気に2分の1となった時のこと。
このままでは生活が出来ないと危機感を覚え、もう10年以上投資や節約術に関する本を読み漁ってトライアンドエラーで実践をした結果、「節約とは生活の優先事項を整理、メリハリをつけて生活すること」だなぁと自分の中で結論づけたのだ。
その結果、年収が上がっても下がっても、資産運用が上手くいっててもそうではなくても、生活コストは変えずに節約できるところを探す習慣が身についたのだ!!
しかし、衣食住にしても娯楽にしても、安かろう・悪かろうでは節約しても健康で楽しく過ごせないと思っているので、満足度を変えずに楽しく節約するにはどうしたらいいのかを日々ない頭を使って考えるようにしている!
さて、今回は「福利厚生」を活用した節約について。
今回宿泊した温泉宿が安い理由は、えっさんが加入している健康保険組合の直営施設に宿泊したからに他ならない!!
健康保険組合とは単体やグループ企業だったり、異なる企業だが同じ業界・業態の企業が集まったりして、病気やけが、入院や出産等にかかわる健康保険の仕事を行う法人のこと。
国民健康保険ではなく社会保険に加入している場合は、健康保険組合または全国健康保険協会(協会けんぽ)のどちらかにに加入することになる。健康保険組合に属していない場合は必然的に協会けんぽに加入することになるので、自分がどこに保険に加入しているのか不明な場合は、必ずチェックしてみよう!
健康保険組合には、協会けんぽにはないオリジナルの給付や+αの給付があったり、組合が運営や契約をする保養所などがあるケースがある。今回は、組合が直接経営する温泉施設に宿泊をしたというわけだ。
夫とえっさんとは別の企業だが、配偶者と子どもは扶養ではなくても同じ料金で泊まれるお得なプランだった。
長年、人事コンサルティングや企業内で人事をやっていると、福利厚生のサービス導入を検討したり、外部の企業から提案や案内をいただくことが多いのだが、宿泊については「直営」に勝るコスパの高さはないと思っている!!
例えば、リロクラブやベネフィットワン(ベネフィット・ステーション)といった福利厚生サービスを日本組織に多く提供している企業でも、健康保険組合ではないが直営の宿泊施設があったりする。
なお、個人事業主など組織に所属をしていない場合でも、上記企業の株主優待や、クレジットカード、生命/医療保険などの付帯サービスがあれば個人でも活用できる!また、単独の企業が直接購入をして社員に安価で提供している宿泊施設もある。
何れにしても、直営の場合は清潔でサービスが充実しており、圧倒的に費用が安いことが多いのだ。
さて、ではなぜ「直営」宿泊施設のコスパが高いのか。
それは、広告宣伝費や宿泊サイトなどの仲介手数料で利益が圧迫しない代わりに、サービスを利用する会員や対象企業の従業員に繰り返し来てもらえるよう、料金はもちろん顧客満足度を高めるためのサービスにも注力するからだ!
もし自分の所属している法人や、配偶者や扶養者の法人や健康組合、外部の福利厚生サービスに直営施設がないか不明な場合は、この機会にチェックしてみてはいかがだろうか!?
今回は、東京駅から伊東駅まではサフィール踊り子に乗って1本で移動をし、伊東駅からはタクシーで5分ほどで到着した健康保険組合直営の施設をレビューする!!
伊東駅までの移動については、こちら⬇︎⬇︎⬇︎
その温泉宿に到着すると全面石造りのおしゃれな玄関と、玄関入口からすぐに海が見えることに心踊らされた!!!本音を言えばえっさんも、健康保険組合の直営施設の外観の綺麗さにはそんなに期待をしていなかったのだが、玄関からお金をかけている感に到着した瞬間にとても期待が膨らんだ!!
中に入るとスタッフの方がすぐに玄関まで出迎えてくれて「えっさん様お待ちしておりました」と名前で呼びかけてくれたのだ。
入口すぐのロビーも清潔で、自販機には部屋で持ち帰って飲めるようにビニール袋まで設置されていた。お土産も駅付近で購入するよりも、割安で購入できるようだ。
チェックイン前に検温や消毒などを済ませ、コロナ感染予防に関する宿泊施設の対策について丁寧な説明を受け、除菌シートもプレゼントとしていただいた。
そして、なんと本日は緊急事態宣言が明けていたが平日のためかえっさんファミリーだけの予約しかなく1組貸切とのこと!!!
こんなに安いのに、貸切なんて本当に申し訳ない気持ちと露天風呂の貸切状態は最高にテンションが上がった↑↑
フロント後ろには、サムエの準備がサイズ別にある!!自分に合ったサイズを受け取り、部屋まで移動をするのだ。
Wi-Fiのパスコードも大きく掲示されていた。
・オーシャンビューの客室詳細
いよいよ、お部屋に到着。角部屋を準備してくれていたようだ。
お部屋についてまず目に飛び込んできたのは壁一面のガラス窓に、伊東の街全体と海が綺麗に見えること。
オーシャンビューなのだ。
そして、駅からも歩いても近いため、列車が通るのも見ることができるので息子ももう少し大きいと更に嬉しい景色かもしれない。
温泉宿らしい畳の部屋があり畳の部屋からは山々が見えるのだ!!海と山、両方の景色を楽しめるのは嬉しい!!
ちゃんと栗羊羮の置き菓子まであるではないか!!
グラスやカップも充実しており、冷蔵庫も大きく冷凍庫まであるのは何かとありがたい。
ティファールのポットや、製氷機などもあるため息子のミルク作りにも重宝した!!
TVはベッドルームと畳の部屋に1台ずつあり、合計2台設置されている。
ベッドもツインであるのだが、畳の部屋に布団も準備されており、布団を敷くサービスも対応いただけるようだった!!小さい子どもがいるとベッドは落ちる可能性があるため、布団を敷けるのは本当にありがたい。
ベッドもとても清潔に保たれており、コンセントの数も2個ずつある。
そして、マッサージチェアまであるじゃないか〜〜い!!!夫曰く、星野リゾートのリゾナーレ八ヶ岳のスイートルームに設置してあったマッサージチェアより性能も良かったようだ⬇︎
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そして、露天風呂も別のフロアにあるのだが今回、生後半年の息子は温泉ではなくお湯に浸かるためユニバーサルデザイン仕様の広々としたバスルームは入浴が楽でとても助かった!!
脱衣所と洗面台もすごく広〜〜い!!!えっさん宅の4倍くらいの広さの脱衣所!!
アメニティ(化粧水、乳液、クレンジング)も女性用はコーセーの「QUEST」。浴室に置かれているシャンプーやトリートメント、ボディーソープもKOSEの「QUEST」で揃えられているじゃないか〜い!!
持ち帰り可能な足袋や、カラー袋に入った入浴セット、除菌用品各種と充実のラインナップでびっくり。
そして、こちらの堂々たるトイレ!!車椅子でも利用できるようにと〜っても広々としている!!
この当初の期待を超えてきたお部屋とその設備に夫もえっさんもテンションがかなり上がってしまった!!
息子も、畳の部屋で元気に動き回っていたので、快適そうだった!!
・終日貸切の温泉(内湯/露天風呂)の詳細
そして、夫と交代で貸切状態の露天風呂に!!!
内湯も、露天もオーシャンビューなのだ!!!これが部屋風呂のように誰がいるわけではなく終日入れると思うと「貸切温泉、最高だ!!」と思わず独り言を漏らしてしまう。
えっさんは夕食前、夜、朝と3回入浴したが、その度に清掃がされていて恐縮した。
内湯も露天も石造り!!すごく広いわけではないのだが、清潔で清掃が行き届いていて虫なども浮いておらず快適に一人でのんびりと温泉を楽しむことができた!!!
温泉の脱衣所には何もお願いをしていなくとも、ベビーベッドが設置されていた!!お心遣いに感謝。
扇風機に、体重計、ウォーターサーバーと一通りの設備が揃っているのだ!!
ここを利用するのは今日はえっさんだけと思うといつも以上に、綺麗に使用しなくては!!と意気込みはしたが、笑、総じて快適に温泉に浸かることができた。
くどいようだが、これで1泊2食で5,500円(税込)/人はお得だと感じた。
・夕食/朝食の詳細
そして、いよいよ夕食の時間。
時間前にお部屋の内線に「準備が出来た」旨の連絡をいただき、すごすごとサムエを着て夕食会場へ。
やはりオーシャンビューの綺麗なダイニングの中央あたりにテーブルセットがされており、フロントのスタッフとは違う女性スタッフの方が丁寧に説明をしてくれて、家族写真も撮っていただいた。
息子のテーブルセットも可愛い!!最近レビューした星野リゾートにも負けていないと思った。
18時が夕食の時間だったのだが、夕暮れに染まる海が綺麗だった。
お品書きもきちんと添えられ、先付と前菜も充実の品数。先付にはキャビアまで添えられているではないか。
造里も旬の地魚が特に新鮮で美味しかった。
夕食については必ずしも食材そのものの原価が高いわけではないのだが、地産地消を意識した食材とどれも丁寧な味付けだった。ご飯も南魚沼産のコシヒカリで最後まで美味しく、お腹いっぱいになった。
息子もぐずっていたので、他に誰もいないこともあり、夫と交代で抱っこしながらご飯を食べることが出来たので、普段の夕食よりも周りを気にすることなく随分とのんびりと味わってご飯を食べることが出来た!!
そして、朝食。⬇︎こちらは伊東駅前の様子。干物が有名。
珍しいところだと、静岡おでんが朝食にあった!!名産の干物と生しらすに、しじみのお味噌汁。かまぼこにわさび漬けなどやはり地産の朝食。こちらも夕食同様にとても満足度の高い朝食だった。
チェックアウトは11時。朝食が7時半だったので、お部屋でも最後までのんびりと過ごすことが出来た。
スタッフの方によると平日も土日も料金が変わらないので、土日の予約が多くとも、平日は空いているとのこと。
全8室の宿のため、満室だとしてもそこまで混雑を感じずに済むかもしれない。
以上、健康保険組合直営の温泉宿はいかがだっただろうか。
「お値段以上」だと感じていただけるようであれば、改めて自分や家族が使えそうな福利厚生サービスがある場合はチェックしてみて欲しい!!思った以上に穴場の良い宿泊施設が見つかるかもしれない♪( ´θ`)ノ
節約旅だったとしても、家族みんなが楽しめることを何より主眼におこう!せっかく家族で旅をするのであれば、子どもにも我慢を強いられたという記憶が残ってしまうのはなんだかもったいない。
宿に限らず、旅をする上で活用できるリーズナブルなサービスはないかアンテナを張ってみると意外なところで面白い発見があるかもしれない!