・「選択と集中」は家族のマネープランでも重要!?
これから子どもが学校に通い出して、夏休みになると、実家への帰省やサマースクールに週末のお出かけなど何かと出費がかかったりするんだろうな〜と想像する!えっさんが子どもの頃は、ジジババの実家がどちらも九州だったので父親が「夏の賞与が帰省で毎年消えていたよ〜」と最近、教えてくれた。
実家が飛行機や新幹線で行く距離+お盆時期に帰省するってそれ自体「ホント大変だったんだろうな〜」と親の大変さを自分が子どもをもつようになってはじめて自分事として実感した。
きっと小学生になると子どもでも大人と同程度に料金がかかる場所も増え、より一層そう感じることも増えるのかもしれない。
そんな少し先の未来を妄想しつつ、改めて「どんな人にとっても時間とお金は有限なんだよな〜と」いうことを最近しみじみと噛み締めている。そして、その限りある資源をどう活用したら家族みんなにとってハッピーなのだろうと次に考えてみて、もっと目に見える形で具現化できたらいいな〜と思ったのだ。
1990年代頃からあるビジネス用語で、多角化経営から自社の中核事業に経営資源を集中させる経営戦略を「選択と集中」と呼んでいる。
「選択と集中」を実行することで、企業全体のコスト削減や収益拡大を期待しているわけだが、日差しで頭が朦朧とする中散歩をしているときに我が家でもふとこの「選択と集中」という手法のエッセンスを、家計管理に取り入れてみようと思いついたのだ!
つまり、家族が幸せを感じられるものに時間とお金を集中させて、その結果、家計全体の無駄な出費を削減でき幸福度が増すのか?ということを実際にトライしてみることにしたのだ!!
・何を選択するのかの基準はどこにもつべき?
まずはじめに、「何に時間とお金を集中させるのか」ということを選択するところからスタートしてみた!
選択基準をどこにもつべきなのだろうと考えてみると、それはやはりそこに時間とお金をかけることでみんながハッピーなのかということが基準になる。
幸せの基準についての考え方は以前ブログでもご紹介した通り⬇︎
えっさんの結論は変わらずに、自分以外の人に時間とお金を使うこと。そして、お金の使い方としては「もの」ではなく「経験」にお金をかけること。
これが自分にとっての選択基準になっていることに改めて気づいた。
「家族のマネープラン」として言い換えるなら、夫とえっさんにとっては子どもに時間とお金を使うこと。
そして、そのお金の使い方は玩具や日用品、衣服、家具などの「もの」にお金をかけるのではなく、子どもにとっての次の4つのいずれか1つにでも当てはまるような経験になりそうなことにお金をかけること。それが、自分たちにとってのハッピーにつながるのではないかと考えたわけだ。
① 世の中のつながりが実感できる経験
②「繰り返し語ることができる」思い出となる経験
③「自分がなりたいと思っている自分像」につながる経験
④「めったにないチャンス」を得られる経験
一方でそれ以外の例えば、自分たちの老後資金や保険、その他あらゆる「もの」については「捨てる」。現実的には、完全に捨てるというよりは必要最低限で抑えると決めてしまって地道に粛々と実行してみることにしたのだ。
・時間とお金を集中させるって具体的には?
前述の通り選択をして決めたものの、まだ時間とお金をかけると決めた子どもが2歳にも満たない中では、子どもにとってどんな経験がその後のハッピーにつながるのかということについては、正直よく分からない。
ただ、子どもの様子にそのヒントはあるような気がしている。
現在は子どもの意思が言動にはっきり出てきたこともあり、それに伴って興味を示すことも増えてきた。
そこで、少しでも興味を示してくれたものを手がかりにどんな経験にトライしてみるのか、子どもの成長に応じて考えて選択することにしたのだ。
具体的には、こんな感じ⬇︎
<家族の時間とお金の使い方の事例>
①子どもが絵本の飛行機を見たり、その音をきいて、「ビューン、ビューン」と繰り返し反応をしている。
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②本物の飛行機がたくさん見られて、音も聞ける場所(=空港)に行ってみる。(参照ブログはこちら)
⬇︎
③旅先では、迫力ある飛行機が自分のすぐ上空を飛ぶ姿を見られるスポットに行ってみる。(参照ブログはこちら)
子どもが家で絵本をみていて飛行機に興味を示していた。
そこで、空港に本物の飛行機をみに行ってみることにした。そのときの様子がとても楽しそうだったので、旅行先には飛行機で行ける場所を選び、さらにその旅先の経験として迫力ある飛行機を真近で体感できる場所を選んでみる。そこに家族の時間とお金を集中させるといったイメージ。
また、今はまだ出会っていないので興味を示せていないもの。今はまだ興味を示していないけど、これから成長する過程で興味を示すようになるもの。
子どもにとっての新たな興味となり得ることにもアンテナを貼りながら、当面はみんなでどんな経験をするのかを考えていくことになるのかもしれない。
子どもがこれから自分の意思で「こういう経験をしたい」ということを言えるようになったら、またそのときはその発言の真意がどこにあるのかを読み誤らずに、本当に得たい経験に時間とお金をかけられるようにしていく。またそうではないものには時間もお金も節約していく。
そうした日々の中で「家族全員がハッピーな状態なのか」を振り返っていけたら良いな〜と思っているのだ♫
誰にとっても時間やお金は、有限な資源であることは変わりない。その資源の使い方を家族単位で考え、どこにその貴重な限りある資源を集中させると家族全員がハッピーになれるだろうかと考えてみる。
この試みはやってみるとなかなか面白いし、新しい気づきを得られることもあるかもしれない。
そして、資源の幸せな使い道として何を選ぶのか、選んだ資源をどのように集中させるのかについても家族みんなで楽しく取り組んでみてはいかがだろうか^^