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マタ旅で気づいた限りなく自由な思考の記憶ー妊婦にも優しい「別邸KURO」

・人生における喜びは思考の質に左右される

The happiness of your life depends upon the quality of your thoughts.

-Marcus Aurelius

自分が妊娠するまで「マタニティ旅行」略して、「マタ旅」なる旅が存在することを知らなかったえっさん。
今日は、胎児の息子と共に夫婦で静かに過ごした旅の記憶について趣向を変えて小説風に書いてみた。笑。

お邪魔したのは、こちら⬇︎のお宿。

・旅の始まりは雨上がりとともに

その日は雨の合間に、太陽が気まぐれに顔をのぞかせてくれていた。
雲間から差し込む光が海面を照らし、列車から見える海はきらりとまたたく瞬間を幾度となく見せてくれた。
私たちは海岸線をひた走る列車に乗って、伊豆急の無人駅「富戸」に降り立った。
この日は日曜日で、富戸駅で降りたのは私たちだけだった。
レトロ調の看板が目を惹くホームを改札に向かって線路を横切りながら、雨と少し錆の匂いが混じったような空気を静かに吸い込んだ。
すると、どこかとても遠い知らない所まで間違えてたどり着いたかような錯覚を覚えた。
そして、ゆっくりと顔を前に向けるとすぐ目の前には、一気に旅の始まりを感じさせる潮風の通り道があった。
風の道でもある小さな改札を私たちが通り抜けると、お宿の方がこちらをみて自然な笑顔で出迎えてくれた。
名前を確認いただいた後に送迎車に乗り込み、宿のことなど歓談をしながら5分もかからない位だろうか。坂道を少しばかり登り左折したところにひっそりとそのお宿はあった。駅から歩いても10分ほどの距離だ。

案内してもらったのは、「星-hoshi」という名前のお部屋だ。この宿には、「庭」と「星」の2部屋しかない。
「星」の1階の入口には色とりどりの浴衣が並べられ、その日の気分で選ぶことができた。選んだら、少し傾斜のある階段をそろりと気をつけて登り、天井が高く奥行きのある開放的な部屋に案内してもらった。
部屋に「星」という名前がついているのは、星空と神秘的な船、そして大島の灯を眺めることができる「星見台」があるからだ。
星見台が小さなスペースであればあるほど、自分だけが知っている特別な景色を一人占めできる空間という感じがして幼い頃の冒険心を思い起こさせてくれる。
そして、星見台を登るとすぐ下には、滑り台のある「庭-niwa」が顔を覗かせているのだ。
その日「庭」からは、小さな子どもたちの楽しそうなくすくす声が聞こえたので、お腹の子にもこの心和む声が届いているだろうかとそっとお腹に手を添える。

浴衣選び Photo byえっさん
星見台より Photo byえっさん

・テラスでは自然音に耳を傾けて

星見台を降りてしばらくすると子どもたちはどこかに出かけたのか声が止んでいた。
そして、部屋からテラスに出ると小鳥の囀りがくっきりとした輪郭をもって聴こえ、温泉のお湯が静かに流れる音と調和していた。
椅子に座るともう「庭」は見えず、見えるのは木々と海と空だけだった。
こういう時間に会話は要らず、ただただ各人の目線で、目の前の風景と音と雨上がりの匂いに神経を集中させる。

どのくらい時間が経っただろうか。
何か特定のことを考えていたわけではないのに、こんな考えが急に頭の中に鳴り響いた。

「この先、どのような状況に自分の身がおかれても、私自身がどう思考するかは限りなく自由なんだ。」

この考えが頭を占拠している間、私はこの考えを自分の中に留めようと思った。
そして、改めて集中し思考を続けてみようと試みた。

全くの空白の時間が唐突に訪れたあと、次にやってきたのは考えというよりは、沸き起こる意欲のようなものだった。

「そして、どのような状況に自分の意思とは無関係におかれたとしても、人生の喜びについて深く思考し続けよう。」

テラスより1 Photo byえっさん
テラスより2 Photo byえっさん

・地魚/有機野菜/自然素材、そしてほっこりサプライズにこだわった料理

さて、小説風の旅の記憶はいかがだっただろうか。
このまま最後まで続けようかとも思ったものの、えっさんの文章力のなさに途中で勇気をくじかれ(どんな状況でもポジティブシンキング的なことを書いておきながら。笑)、あなたの感想を教えていただきながら今度、旅のブログ記事を書くときには最後までやり切る勇気を持つか決めようと思い、ここからは普通に料理のご紹介を!

こちらのお宿は「記念日を祝う宿」というだけあって、いろいろなニーズに柔軟に対応をしてくれる。
どのプランでも、夕食、朝食ともに部屋食となる。

ダイニングスペース Photo byえっさん

えっさんは、マタ旅専用のプランを申し込んだ。
妊娠中も受けられるアロママッサージとノンアルコールスパークリングがセットになっているプランだ。

ちなみに冷蔵庫の飲み物もフリードリンクになっているので、オールインクルーシブのような印象だった。
ノンアルコールのスパークリングをボトルで用意してくれるのは妊婦にとってテンションの上がる特典だ!

ノンアルコールスパークリング Photo byえっさん
前菜 Photo byえっさん
スープ Photo byえっさん
地魚料理 Photo byえっさん
メインお肉料理 Photo byえっさん
デザート Photo byえっさん

こちらのお宿では、朝食にアワビが出たり、デザートに遊び心があったりと夕食だけではなく、朝食にもほっこりするサプライズを用意してくれているのが、他ではなかなかない心がくすぐられるおもてなしだった。

朝食のアワビ Photo byえっさん
朝食のデザート Photo byえっさん

マタ旅ということで「星-hoshi」を予約したが、もう少し息子が大きくなって庭遊びが出来るようになる頃には滑り台のある「庭-niwa」に、ぜひ宿泊したいと思うお宿だった。
その時は、マタ旅のときに聞いた、あの楽しそうなくすくす声で遊んでくれたら嬉しいな〜と想像しつつ。

今日の子どもが豊かに生きるヒント!

例え平坦そうに見える道でも、何も途中で起こらない道なんてない。何もない道の途中で思いがけず転んで痛い思いをしても、その痛みをずっと引きずるのか、この程度の痛みで良かったと考え、もっと坂が急な道にも進んでいくのか、それは痛みに直面したときにどう思考できるかにかかっている。
もし、子どもが痛い思いをした時、どんな考え方を伝えていきたいだろうと思考をめぐらせてみよう。
この答えが、自分が困難に直面したときに自分に対しても同じように考えられると子どもにもその思いは届きやすくなるかもしれない!

2 COMMENTS

かな

二児のママです!マタ旅の小説風のブログ、とても読んでいて癒されました。妊婦さんにはもちろん、子連れでも楽しそうで行ってみたくなりましたー。優しい気持ちになれる語り口が読んでいて楽しかったので、またお邪魔させていただきます!

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えっさん

かなさん、この度はコメントをいただき誠にありがとうございます!そして、お優しいコメントを拝読し、えっさんこそ癒されました。子ども連れの宿泊先はいつも悩むのですが、私も今度は子どもを連れてまた行きたいと強く思えた宿でした^_^かなさんファミリーにとっても素敵な癒し旅になることを願っています!

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