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25歳美容師さんから学ぶ論文を読むのが楽しい毎日

・「損得って大事じゃないですか?」の損得とは

ここのところかなり暑くなってきたこともあり、久しぶりに髪を思いっきりカットしに、平日の午前中に近くの美容室に行ってきた。
お出かけアプリ(OZmall)のポイントを使う機会がなく、結構貯まっていたので全部使い切り2,000円でカットすることができた!
カットも大満足で、本当に行って良かった〜と思える美容室だった♪
産後は抜け毛も多かったので、ショートボブにしてから毎日頭が軽くて、抜け毛も床に目立たず、心なしか全身まで軽やかになった気分。笑。

さて、そこの美容室でとっても学ぶことが多い25歳のスタイリストの方と出会ったので、今日はその時のお話。
えっさんはいつもの癖で、美容師さん(仮に「白戸さん」と呼ぼう)との会話でもついキャリアの考え方について質問をしてしまった。

えっさん
えっさん

白戸さんが数ある美容室から今の美容室を選んだ決め手ってどんなとこだったんですか?

白戸さん
白戸さん

お金ですね。あとは労働時間っすね。この業界、低賃金で長時間労働がまだまかり通っているので、そういうのってもうSNSで簡単に調べられるんで。前は、有名店に勤めていたんですけど、お金が良かったんで今のところに移りました。

えっさんは、思った。「なんて、正直なんだ!」と。正直者の若者に好感をもったえっさんは、彼のキャリア感についてもっと聞いてみたいと思った。

えっさん
えっさん

確かに、今は労働環境が悪い職場の評判はすぐに広がるし、自分の希望する条件のお店も見つけやすいかもですね。以前は専門学校のOBの人脈とか先輩のつながりとかで就職する人もいたような気がするけど、最近はどうなんですか?

白戸さん
白戸さん

いや、ないっすね。この業界、先輩風を吹かせたり、恩を売ることで搾取しようとする人すごい多いんで。最近、知り合いも共同経営の話を持ち出されて、出資後の契約で騙されて搾取されてたし。ほんと、人脈とか流行らないっすね。自分は損得ってめちゃくちゃ大事だなって思うんですよ。

えっさん
えっさん

そうなんですね、確かに搾取されたくはないですよね。どんな業界にもそういう人は一定数いますしね。白戸さんの言う損得っていうのは働く上での給与とか条件的な意味合いなんですか?

白戸さん
白戸さん

いや、この25年の人生で損得の大事さを痛感したんすよ。自分、昔は言われるがままに人のために料理を勉強して作ったり、欲しいって言ってたものをサプライズでプレゼントしたりする人間だったんですよ。でも、人って一度やってもらうとそれが当たり前になるじゃないっすか。次はないの?みたいな。だから、そういうのが嫌になって、損得で判断するようになりましたね。

えっさん
えっさん

損得で判断・・そうか、そういう人との関係性という意味での損得ってことなんですかね?そしたら例えば、今はこの人と関係を続けても何かすぐに得られるわけではない。だけど、長期的にみたら得かもっと思ったら損得の判断はどうやってするんですか。お金も関係あるんですか?

白戸さん
白戸さん

長期的に得だと思ったらちゃんと関係を築きますよ。いや、損得の判断にお金は関係ないっすよ。人との関係だけじゃなくて、正しく損得の判断をするには、自分の頭で考えて理解することが何にしても大事なんすよ。

・お金ではなく、正しく理解することが得を生む

えっさんは、勘違いをしていた。白戸さんの言う損得というのは、金銭的なメリットを見越しての損得だと思っていたのだが、そうではないのだ。
そうすると、どんな風に自分の頭で損得を判断するのか知りたいと思ったので、聞いてみた。

えっさん
えっさん

お〜、確かに。自分の頭で理解して判断するって重要だなとえっさんも思います。けど、えっさんは、それがなかなかって難しいなって思うこともあるんですけど、直近で損得を自分で判断したのってどんなことなんですか?

白戸さん
白戸さん

今、自分で本当に髪に良くて効果のあるトリートメントを作ろうと思って、有機化学の勉強をしてて、毎日論文を読んでるんすよ。SNSとかYouTubeとかみてて、美容師や芸能人が勧めているトリートメントとかカラー剤とか良いって言っている内容をよくよく聞いていると根拠おかしくない?この人、自分が言ってることを理解して言っているのか?って思うことがたくさんあって。
それで自分で調べようと思ったんすけど、そのための知識がなかったんで正しく理解するために論文を読むことを始めたんすよね。

えっさん
えっさん

正しくその人やその知識を判断する意味でも、ちゃんと自分で調べているんですね。トリートメントを自ら作るって発想もすごいですね。論文だって、えっさんは学生時代はほとんどちゃんと読んだことなかったですし、社会人になって仕事でリサーチするために論文検索サイトを使ったくらいで。論文は専門用語も多いし読み解くのは大変じゃないですか?

白戸さん
白戸さん

自分、学がないし、そもそも勉強する習慣がなくて。今になって10年前にもっと勉強しておけばよかったって思うんですけど、メルカリで大学の有機化学の教科書を買って。自分、独学なんで教科書にメモとか書いてあること期待して買ったんすけど、上下巻のうちメモがあったのは上巻の3分の1くらいで。それじゃあ、仕方ないと思って基本をまず理解するために高校の化学について2倍速で解説しているYouTubeをさらに2倍速で見て、また論文に戻って、また2倍速で見て専門書を読んでを繰り返してるんすよ。恥ずかしい話、もっと頭よかったらそんな何回も繰り返す必要ないんでしょうけど。

この話を聞いて、えっさんは自分が恥ずかしくなった。いや、白戸さん、あなたはぜんぜん何も恥じることはないと思った。過去なんて関係ないよと。今、危機感をもって学ぶ白戸さんをえっさんは見習いたいと強く思った。
むしろ、知識を自分のものとして定着させるために、繰り返し反復することが誰にとっても大事なんだよ!と。
白戸さんの学び方は、えっさんが見習うべきだと。

えっさん
えっさん

いや、それを聞いてえっさんの方が恥ずかしいですわ。自分の中に知識が定着するまで反復する姿勢を自分の子どもにも身につけて欲しいと思いながら聞いてました!白戸さんは損得が大事って言ってたけど、トリートメントを作る上での自分の中の得って何なんですか?

白戸さん
白戸さん

それは、ドヤ顔ができることっすね。本当に良いって自信を持って言えるものを自分で作った。ドヤって。どんな成分が人にいいかって研究が進むにつれ、常識も変わっていくんすよね。だから、最新の研究できちんとアップデートされたデータを使って新しいものを作りたいんすよね。

それを聞いて、未知の感覚で驚いた。あ、白戸さんは商品化して自分が儲けようとか、特許とって利権を得ようとかそういう動機でトリートメントを作っているわけではないのだと。

えっさん
えっさん

そうか、自分で良いものを作ったってこと自体が自分にとっての得ってことなんですね!せっかく良いものを作ったなら、販売するってところまでは考えていないんですか?

白戸さん
白戸さん

そうっすね、昔はこういう人間じゃなかったんすよ。別に言われたまま、そうなんだって思って行動して。それで、見返りを期待しても損することが多くて。今、自分が変わったのは、YouTubeとか自分で考えたものを発信する人みて、刺激を受けてこうなったんすよね。
それで、試験とか安全性評価とかまだまだクリアしないといけないことはたくさんあると思うんですけど、お金って後からついてくるものだと思っていて。自分が良いって思ったものが、人のためにもなったらそれは単純に嬉しいっすね。

・子どもの学び方は親の想像をはるかに超えアップデートされている

白戸さんは最後にこうも言っていた。

白戸さん
白戸さん

自分がやりたいと思ってやったことは楽しいし、後悔しないと思うんすよ。でも、人から言われてやって失敗すると人のせいにしちゃうじゃないっすか。やったのは自分なのに。そういう人のせいにする自分って格好悪いし、自分で自分を格好いいって思える生き方をしたいんすよね。

いかがだろうか。あなたは25歳の白戸さんの考え方にどんなことを感じただろうか。

えっさんは、白戸さんの学ぶ姿勢はもちろんだが、学び方について新鮮な発見があった。
えっさんが25歳の時、今から12年前にはない発想の学び方だったからだ。
そして、触発されて白戸さんの行動が変化したきっかけも周囲の人や環境ではなく、自分がやりたいことを調べている中で、「確かにな〜」と自分が共感できたことを発信している自分とは関係性がない人なのだ。

学ぶための道具にしても、大学の教科書も古本屋で見つけようと思ったら在庫が限定され購入価格も高くなるところだが、メモが書いてあるものが必要だった白戸さんにとってはメルカリでの購入はベストの選択肢だったかもしれない。
今は、試作品を作るための原材料をどうしたら安く購入できるかを色々と模索しているようだ。

そして、正直で自分の過去も変に飾ることなく素直に認め、その上で今を自分で納得できるように生きている。
白戸さんの言う損得の「得」というのは、突き詰めていくと「徳」を積むことを意味するのかもしれない

今日の子どもが豊かに生きるヒント

自分たち親世代のものさしで「あ〜こういうことを言いたいんでしょ?」と子どもの話の結論を想定していると、よくよく聞いてみたら子どもの方がアップデートされた最新のものさしで世界をみて、話をしていたりする。子どもの見ている世界を私たちも同じ目線で見れるようになるためには、私たち自身が世界をアップデートしていくことも大切だよね!

2 COMMENTS

アルプちゃん

はじめまして!ブログ楽しませてもらっています(*^^*)
白戸さんの、良いと思ったものを自分の方法で探して学んでいく姿、良いですね✨

「子どもの見ている世界を私たちも同じ目線で見れるようになるためには、私たち自身が世界をアップデートしていくこと」
まさに!私もそう感じることが多々あります。子どもたちは地上波のテレビよりも、You Tubeやアマプラが主流だったり…You Tubeでおもちゃの商品紹介や、ゲーム攻略法を見ているので、その辺の知識は私よりも最新です笑 地上波のテレビと同じように、子どもたちにとってはYou Tubeが情報源だったりするわけで…
もちろん見すぎは良くないかもしれませんが、頭ごなしにYou Tubeはだめ!ゲームはだめ!と言うよりも、一息ついて、親も、子どもの目線にたって、アドバイスすることも、大切だなぁと思っています。

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essan

初めまして!アルプちゃん!アルプちゃんって素敵なネーミングですね!!
そして、コメントありがとうございます♪とっても嬉しいです!!!
いやぁ、本当にそうですよねぇ。
同じように世界を見るってなかなか我々の努力も必要だなと思います。
それに、どんどん自分たちが年齢を重ねるにつれて、ついていくのも大変。笑。
だけど、世界をアップデートすることできっと我々の世界も広がっていくと思ったらそれは素敵なことかもしれないですね!
アルプちゃんさんと同じように、私もいつか子どもの目線にたってアドバイスできるようになれたらいいなぁ〜と思いました^ – ^
また、ぜひこんな風に子どもの世界が変化しているなど情報がありましたら教えてください♪
本当に、ありがとうございます*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

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