・こびとの世界が子どものとき好きだった
小さい時にえっさんがものすごく好きだったおもちゃがある!
世代を感じさせてしまって申し訳ないが「ひみつのアッコちゃん」というアニメがあって、その主人公の女の子が使っていた鏡付きのコンパクトが子どもたちの間で流行ったことがあった。
えっさんはこの変身ができるコンパクトそのものが好きだったことから派生をして、コンパクトの中にミニチュアのお部屋が再現されたコンパクト型のドールハウスなるものに心がとても惹かれたのだ⬆︎
1990年代にアメリカで大人気となったコンパクト型ドールハウスが日本に輸入されてきたものと記憶している。
調べてみると90年代に日本でも流行し、その後市場から消えてしまったが2014年にもバンダイ社から再び販売されていたようだ!
この小さなコンパクトの中に、ミニチュアのお部屋だったりキッチンだったり、お庭だったりが可愛いミニチュアの人形とともに入っている。
どんな風に遊んでいたのかまでは記憶が曖昧だったのだが、小さな入れ物の中に好きや可愛い、暮らしの理想がいっぱい詰まっていることが想像力をかき立てられ楽しかったような記憶がある。
大人になってからジブリ映画の「借りぐらしのアリエッティ」を観た時も、子どものときに好きだったこびとの世界を思い出し、アリエッティが住んでいた家の中も食材とかも含めて何でも小さくて、見ているだけでとっても心踊ってしまった!
また、日本のミニチュアパークで栃木にある「東武ワールドスクウェア」なんかもえっさんは1日楽しめてしまう!子どもの時に行ったら今よりももっと楽しいと思ったかもしれない⬇︎
・こびとの世界を制作し活躍!23歳のアーティストのキャリアとは?
えっさんはもちろん、多くの人たちを魅了して止まないこびとの世界!
そんな世界を自分で制作し、発信をしている若者が注目されている( ´ ▽ ` )Mozuさん(現在23歳)だ!
Mozuさんの公式プロフィールとしてはこのように書かれていた⬇︎
1998年7月生まれ。東京都立総合芸術高等学校映像メディア表現卒業。コマ撮りアニメ、ミニチュア、トリックラクガキという3つの分野で活動するマルチアーティスト。
高校2年生の時に自分の部屋をミニチュアで再現し、それが「本物にしか見えない」とTwitterで拡散され、テレビやメディアから取材を受ける。同年、全てを一人で作ったコマ撮りアニメ「故障中」がアジア最大の映画祭「DigiCon6」JAPAN Youth部門の最優秀賞を受賞。高校卒業後は大学へは行かずに個人事業主となる。その間に、1冊目の作品集「MOZU 超絶精密ジオラマワーク」の出版。コマ撮りアニメ「ひつじのショーン」のスタジオ見学をするため単身渡英。ウェス・アンダーソン監督作品、映画「犬ヶ島」の制作に参加するため再び渡英。など、世界規模で活動。
Мozuアートワーク
Youtubeでも2千万回以上の再生を誇る動画があるなど、注目度の高さが伺える。えっさんもこの動画大好き!!
彼は作品の中に自分の理想の空間を作り上げたいので、不快感が出ないように配慮していると言っていた。
こうした彼の思いが、ただリアルで精巧なだけではない人たちを魅了する作品につながっているのかもしれない。
えっさんは彼の記事を読んでいてミニチュアサイズの作品を1ミリ単位の誤差にも妥協せずに制作をする熱量に感銘を受けた。記事の中で、彼と親とのやりとりの中でこんなことも語っていたことも印象的だった!
「僕はひとりっ子で、幼い頃から両親が仕事で家にいないことが多かったんです。でも、テレビやゲームばかりに夢中になるのではなく、「自分で自分を楽しませることができる子になってほしい」という思いがあったようで、両親が絵を描くことや工作などをたくさん教えてくれました。なので、物心がついたときから、自分で何かを作り出すことがすごく好きでした。」
「自分で自分を楽しませることができる子になってほしい」という発想って素敵だな〜と思った!
恐らくMozuさん自身の作品もはじめは自分が楽しいという気持ちからスタートし作っていったことが、評判を呼び拡散され、周囲の反応がさらに「人を驚かすことが好き」というMozuさんの意欲に火をつけ、作品が進化していったのではないだろうか。
そうして、これまでこの世の中になかったアートとして仕事としてもきちんと成り立っていき、さらに仕事上の出会いが広がり、更なる経験をすることで付加価値の高い能力がますます磨かれていくというMozuさんのキャリアも作品と同じように興味深いのだ。
作品集も先月出版されているようなので、えっさんとしてもぜひチェックしたいと思った⬇︎
・自分の身を助ける経験とは?
彼の親御さんもまさか息子がミニチュア作品で注目をされ、本を出版するなんてことは全く想像していなかったのではないだろうか。
今後も「これが仕事や職業になるの?」「これまでこの世の中になかった仕事だね!」ということがどんどん出てくるだろうし、親にはますます固定概念をもたずに本人の楽しさや挑戦をあたたかく見守っていくことが大切になっていくのかもしれないな〜とMozuさんの作品を観ながら思った。
ミネルバ大所属のゆじー さんも言っていたが⬇︎「小学生の時に習っていたけん玉でイギリスで一気に打ち解けられ、一気に英語が伸びた」などこれまでの全ての経験が今に通じていると思えている若者はいいエネルギーを放っていて、元気をいただける!
彼らをみていて、自分の特性を活かした経験を積み重ね、失敗しようとも諦めることなく歩み続けることが結果として若くして人生を楽しむことにつながっているという印象をえっさんはもっている!
自分の身を助ける経験は自らが意図的に操作できるものではないのかもしれない。自分が熱中できる「何か」を自らの意志でやり続けるのであれば、それはどんな経験でも身を助け、無駄になることはないのではないだろうか。
これから先も、これまでと同じがそれ以上に今までになかった仕事や職業が誕生することだろう!そうした仕事の開拓者となる若者は、はじめから意図してそれを仕事にしようと考えたり、職業として確立しようと思っていたわけではないだろう。不確実な時代の中で、親も子どもが熱中していることがそのまま仕事になるとは想像できず時に不安になるかもしれない。けれど、子どもは自らの力で自分の道を開拓できると信じることこそが、子どもたちが新しいキャリアを築いていく上での大きな助けになるのではないだろうか。