・子育て中の心の余裕とは!?
先日TVが家から完全になくなって、子どもがTVをちらっと観ている間に雑事を済ませることが出来なくなった!!・・が、それ以外についてはTVのない生活に不便もなく不思議と違和感もすぐになくなった♪
何か動画や映画で観たいものがあれば子どもが寝ている間に観ることにして、生活音としてTVに頼ることがない状態というのも、慣れてくるとなかなか悪くないな〜と感じる!!
なお、TVがなくなった理由は以前こちらのブログで綴らせていただいた⬇︎
TVがなくなったことで家の中もすっきりして嬉しいのだが、忙しい朝でもTVをつけることで子どもの気を惹くことは出来ない。そうではなくとも常に家中を動き回っていたい時期でもあり、夫と共に子どものケアにてんてこ舞いな状態になっている。
また、子どもが保育園に通い出してから毎朝、登園前にお弁当と午前/午後のおやつを作ったり準備したりしているので、朝早くから元気すぎる息子の食事や歯磨き、着替えなどの支度タイミングと重なるとかなり慌ただしいのだ!!
これまでは夫が在宅のときは保育園の送りはお願いして助かっていたのだが、来月から人事異動があり事業所が家からは遠くに異動する。通勤も外出もこれまでより長くて多いこともあり、今後はえっさんがお弁当を作りながら毎日の送り迎えをする日々になりそうな予感。其々に家族の事情もあるので、朝に時間的な余裕を持てないのは物理的に仕方ないのだが・・・子どものためにも自分の心に余裕がない状態というのは避けたいと常々思っている今日この頃( ´ ▽ ` )
そこで今回は、心に余裕がなくなっている状況に自分で気付けるように、そもそも自分にとって心に余裕がある状態とはどんな状態なんだっけ?を具体的に振り返ってみたというお話♪
・茶葉からお茶を淹れて飲む
子育て中に余裕がない(特に朝!)と、ついつい子どもにも「お願いだからご飯を食べて〜」とか「早く◯◯しようね〜」とか、「(触って欲しくないもを触ろうとして)これは止めて〜」とか親の願望を、強く伝えたりということがあったりする。こういう時はだいたい心にも時間にも余裕がなく、子どもへの伝え方を考えたり、子どもの行動を先回りしてリスクを回避する環境を整えておくほどの余力がない状態なことが多い。
反対に子どもの接し方においても「それはしちゃダメ」「危ない!!」などと言わずとも大丈夫なように「こっちにしようか?」とか「前をみてゆっくり歩こうね」など伝え方を考えたり、口調が穏やかだったりいられるときは、心に余裕がある状態というのは大半のケースで言えるかもしれない。
こうした子どもに対する言葉かけや伝え方以外にもえっさんの場合は、振り返ってみると「今、気持ちに余裕があるな〜」と思える自分がとっている具体的な行動として思い浮かんだのが、次の2つだった!!
1つ目は「茶葉からお茶を淹れること」。2つ目は「心に残った実用書以外の本を読み返す時間があること」だ。
まず1つ目のお話から。
緑茶でも、紅茶でもハーブティーでもいいし、他にもコーヒーならドリップコーヒーを飲むことでもいいのかもしれないが、お湯を沸かして茶葉を入れ、茶葉が開くのをじっくり待って、自分の好みの濃さでお茶をゆっくりと味わって飲む。これって、時間に追われておらず心にも余裕を感じる行動だな〜と思ったのだ。
この一連の動作を実践しようと思ったら、茶葉を選び、スプーンで分量を測ったり、ティーポットやカップを温めたり、使った後は茶葉を綺麗にティーポットから取り除いて捨てて、そして飲み終わったら洗って片付けたりという飲むだけでは終わらない準備と片付けがセットで付いてくる。
子育て中にこの一連の手間暇を考えたら、お茶ならティーパックや何ならペットボトルで飲んだほうがよっぽど楽だし手軽るなのだが、その手間暇をかけてでも「飲み物を味わって飲もう」と思えるとき自分は今、心に余裕があるな〜と感じられるのだ!!
特にハーブティーは、リラックス効果やいら立ちの沈静化の効果も期待できるので、心の余裕を取り戻すにもちょうどいいと感じる(^ ^)
・心に残った本を読み返す
次に2つ目の「心に残った実用書以外の本を読み返す時間があること」について。普段はどうしても仕事や育児に関連する書籍が中心で、子どもを育てながらだと特に実用的な書籍を読むことに偏ってしまう。
しかし、心に余裕があるときは小説や旅行記といった自分の気持ちや気分が上がる書籍を読み返す時間をもつことが出来ている。
昨日、読み返したがこちらの「美しい時間」をテーマに村上龍氏と小池真理子氏がそれぞれに描いた短編小説のうち、村上龍氏の「冬の花火」という小説!この小説がなぜか子育て中も心に浮かんで、その理由が知りたくて手に取ったのだ。
子育てを終えた夫婦が、モナコのカジノで大勝した後に自殺した知人からの手紙をきっかけに一緒に長崎まで冬の花火を観に行くというストーリー。花火の幻想的な写真も効果的に小説の中に登場し、本を読みながら冬の澄んだ夜空に花火が上がる瞬間をできるだけ鮮明に想像をして、自分が子育てを終えた後の大切な時間にも思いを馳せてみたのだ。
子育て中は、目の前のことで精一杯になって誰だって心の余裕をなくしてしまう瞬間があるかもしれない。
そんなときは、これまで読んだことがある本の中で自分の心に残っているストーリーを思い出し、ぱらぱらと読み返してみると何だかまた以前とは違った感情に気づき、心がリセットされることもあるかもしれないな〜と感じた。
そして、何よりこうした本を読んでいる時間というのは自分の心に余裕を感じることが出来るのだ。
あなたが心の余裕があるときに無意識、意識的問わず実際にしている行動はどんな行動だろうか。
人によって千差万別だと思うのだが、振り返ってみて行動をしてみると普段の忙しい日常の中にも余白が生まれ穏やかな気持ちになれたりする。そして、子どもにもそんなあなたの空気感が伝染するかもしれない。
子どもが小さい頃は余計に子育てをしながら、いつも心に余裕をもっている状態をキープすることはなかなか難しい。自分は今、余裕をなくしてはいないだろうか?と自分に問いかけるとき、これまで余裕があるときにしていた行動を思い起こしてみて、それが出来ているのか否かを振り返ってみるというのはいかがだろうか。しばらく出来ていないとしたら、そのための時間をなんとか作ってみるだけでも自分にはもちろん、子どもにとっても心地いい時間の流れが伝わるかもしれないな。