目次
・食事における「心の栄養」とは!?

あなたにとって様々な制限・制約を取り払ったときに、理想とする食生活というのはどんな生活だろうか!?
先日、大学時代からの付き合いで尊敬する友人と話をしていたときのこと。
友人が春休みに小学生の子どもを連れて母子でオーストラリアで三番目に人口の多い都市ブリスベンに一週間ほど滞在したときの話をしてくれた。そのときの話の中で滞在中に体験したという食生活の話がとても心に残ったのだ。
子どもは現地のインターナショナルスクールにその期間に通い、その学校と連携しているホストファミリー先に一緒に滞在したという話だった。
そのホストファミリー先では、自宅の広いお庭で多様なハーブやお野菜を育て、基本的に野菜中心の食生活スタイルで、16時半頃には夕食を家族全員で食べはじまるのだそう。
食事後に子どもたちは宿題をして、18時半くらいには季節のフルーツや自家製のフレッシュハーブティーを片手に家族みんなでボードゲームを庭先で楽しんで、20時には就寝をして朝5時前後には起床するというライフスタイルをおくっているという話だった。
友人はもともとスタイルが良いのだが、さらにその一週間の食生活を通じて、2キロ減量したのだということを話してくれたのだ。「なかなか同じような食生活は、真似できないな〜」と思うものの、現実にそうした家族の食卓がこの世界にあって、ゆったりとした時間の流れで生活を日々営んでいる人たちがいるということをリアルにイメージするだけで、なんだかフラットな感覚になるな〜と感じた。
えっさんの近頃の食に関するエピソードとしては、年度末で仕事が忙しい夫を残して春休みに息子と2人で大阪から都内に移動をし、2泊3日で滞在をしてきたときのこと。
そのときは、劇団四季「ライオンキング」の観劇や親友の誕生日祝いを兼ねてディズニーで遊んできたのだが、夕食は子どもも連れて今年 大学を卒業したばかりの大好きな友人の卒業祝いも兼ねて品川にある「リュクスダイニングハプナ」でのビュッフェや、親と一緒に宿泊したホテル近くでお寿司を食べにいったりしてきたのだ。
そのいずれも食事そのものはとても美味しかったものの、自分の状態が万全ではないこともあって、せっかくの食事も思ったように食べることができなかったのだ💦
えっさんと同じく、息子も連日の移動の疲れもあってか、両日ともに夕食も、翌日の朝食もあまり食べず。そうすると親子揃って日中もエネルギー量が減少して、1日を充実した気力で過ごすことができず「なんだかとってももったいないな〜」という気持ちになってしまった。
振り返って、食事については何を食べるのかというのもとても大事なのだけど、「どんなコンディションで食事の時間を過ごすのかということも、何を食べるのか以上に【心の栄養】には重要だな〜」と痛感したのだった!
今回は、そうした食事時間のリベンジを兼ねてベストなコンディションでプリスクールのママ友と2人で行ってきた【心の栄養】を補った美味しい食事とカクテルのお話をご紹介しようと思う!!
・南青山のモダンフレンチL’ASの新業態「MAISON VERTE(メゾン ヴェルテ)」

2012年に兼子大輔シェフがオーナーシェフとしてオープンした、表参道駅から徒歩圏内の有名な隠れ家的フレンチレストラン「L’AS(ラス)」にはじめて足を運んだのは、もう10年近く前のことだった。⬇︎


「L’AS(ラス)」は個人的にも思い入れの強いレストランで、はじめて訪れたときは当時所属していた組織のチームメンバーがえっさんの誕生日祝いでサプライズで連れて行ってくれたのだ。当日はオリジナリティに富んだコース料理や誕生日ケーキをご馳走してくれただけではなく、誕生日プレゼントとして手作りのカタログギフト⬇︎まで用意をしてくれて、その準備プロセスも想像して嬉しさのあまり涙ぐんでしまったというエピソードも。

そんないい思い出があるのでレストラン自体も大好きになって、毎年お互いの誕生日を祝っている親友の誕生日にも、えっさんは「L’AS」を選んだことがあった!当時のコース(一部)はこちら⬇︎
親友も食事やペアリングワイン、お店の雰囲気を気に入ってくれて、後日 親友の大切な人と一緒にまた足を運んでくれたりと、ご縁がつながっていく誰にとっても特別な場所であるレストラン!!





人気の秘密はおまかせ1コースだけの心のこもったコース料理に、隠れ家的なお店の雰囲気、そしてコース料理やワインのお値段が南青山エリアの他のフレンチレストランにはなかなかない良心的な価格で、充足した時間を過ごせることにあると感じている!
前置きが長くなってしまったが、そんな記憶に残るレストラン「L’AS(ラス)」が大阪に新業態のモダンフレンチが楽しめるレストラン「MAISON VERTE(メゾン ヴェルテ)」を2025年春にオープンしたので、早速 仲良しのママ友を誘って2人で訪れてみることに♡
場所はグラングリーン大阪 南館の「ホテル阪急グランレスパイア大阪」⬇︎の 5階にあって、大阪駅や梅田駅から徒歩圏内の立地にある。JR大阪駅からのルート案内は表示が分かりやすく迷わずにたどり着くことができた♪
御堂筋線からきたママ友は少し歩きそうだな〜と予測をして事前にYoutubeで行き方をみて、たどり着いたと話をしていた!

5Fでエレベーターを降りるとすぐ目立つ場所に「MAISON VERTE(メゾン ヴェルテ)」の入口があった!
5Fがホテルロビーということもあり、奥にはテラリウムも飾られた緑が映えるスペースにソファやテーブル、ライブラリースペースもありデザインが洗練されており居心地が良い空間となっていた!!


今回「MAISON VERTE(メゾン ヴェルテ)」で予約をしたコースは、「L’AS(ラス)」のおまかせコース料理がそのまま味わえて、スパークリングワインやビール、カクテルなど2時間飲み放題付きで10,550円/人✨
オプション+500円の「マスカルポーネとはちみつ」をつけても11,050円と、今回のコースも「L’AS(ラス)」を訪れたときと同様にトータル満足度がとても高かった!!!

店内に入るとすぐ目の前に併設のバーがあり、バーではオリジナルカクテルをはじめスナックからメインまで豊富なバーフードも楽しむことができる!

店内もホテルロビーの印象そのままに洗練されたインテリアで統一されており、オールデイダイニングということもあり「L’AS(ラス)」とはまた趣が異なる雰囲気。キッチンはライブキッチンではないのだが、席数も150席と多く広々としており天井も高く明るい雰囲気の店内だった!
そして、新しいレストランにあってもサービスレベルが高く、サーブをしてくださる皆さんとても感じが良い接遇をしてくれて、料理の説明をしてくださるときも笑顔の方が多く料理への愛情と安心感を覚えたことが印象的だった!!

窓際席を予約する場合は別途金額の設定があり他のお席との差額は1,500円/人ほどで、また別途個室料はかかるものの個室確約にてコース料理を予約することも可能だった!!

ママ友と早速 飲み放題メニューでもある「スパークリングワイン」で「今日という貴重な1日に」と乾杯!!
この日は他にもビールやカクテル、白ワインに赤ワイン、ハイボールも頼んだのだが、ペアリングではないにもかかわらず飲み放題にあるお酒も厳選されたものであることが伝わってくるおいしさだった!!
また、料理とお酒のペアリングのセットも別にあり、以前「L’AS」でペアリングを頼んだときも料理との相性がばっちりだったので「次回はペアリングも試したいですね〜」と話をしていた♪

ママ友とは同じ週の平日にも一緒に車で私立小学校の授業見学会や学校説明会に行っておりその道中や、毎週子どもたちのスイミングの時間には観覧席でもおしゃべりをしているのだ。
しかし「いつもよく話をしているのに尽きることなく、話したいことがありますよね〜」とお互いに色々な話を次から次へと止まらずに、美味しい料理の感想も言い合いながら新学期のバタバタでの疲れもすっかり癒される時間となった^^










「MAISON VERTE(メゾン ヴェルテ)」は、ディナーだけではなくランチやアフターヌーンティー、バーメニューのラインナップもあるので、自然と会話の中に「次はディナーにペアリングもつけたいですし、ディナー以外の時間帯にも行きたいですね〜♡」と話題がでてくるということが、今回の食事が自分たちにとって充実した時間であったことを物語っているように感じた!!
きちんと料理のひと品、ひと品を丁寧に味わえたという実感があり、その味わいを振り返っても鮮明に思い出せる食事というのは、間違いなく自分の【心の栄養】も補給してくれる食事だな〜と実感したのだった^^
・ウォルドーフ・アストリア大阪 バー「CANES &TALES(ケーンズ&テイルズ)」

この日はヒルトンの最高峰ホテルで、日本初進出となる「ウォルドーフ・アストリア」が2025年4月にグラングリーン大阪南館パークタワーの上層階に誕生したということで食事が終わった後、立ち寄ってみることに✨
ビル自体は隣接しているものの最初に訪れた「MAISON VERTE(メゾン ヴェルテ)」がある建物とはビルが異なるので、一度「ホテル阪急グランレスパイア大阪」が入るビルの下に降りてから少しだけ歩いて、「ウォルドーフ・アストリア大阪」が入っているビルにわくわくしながら足を踏み入れた!!
もうホテルの玄関口から一歩中に足を踏み入れると、ホテルの中はとても気品漂ういい香りがしてここが圧倒的な非日常空間であることを感じさせてくれた。
予約ができれば「ウォルドーフ・アストリア」のシンボル的なラウンジ&バー「Peacock Alley(ピーコック・アレー)」も事前に予約したかったのだが、ヒルトンの会員の方や宿泊客をはじめ大人気で休日はしばし予約ができない状態だった!
食事を済ませたこともあり、予約不要でウォークイン可能な28Fにあるバー「CANES &TALES(ケーンズ&テイルズ)」へ!
とても重厚な扉を重さを感じながらゆっくりと開くと店内はすぐにはみえないような造りになっており、謎めいた通路を歩いていくとその奥には夜景がきれいな隠れ家的な雰囲気のバー空間が広がっていた!!

カウンター12席とテーブル35席のバーで、店内に入ると欧米出身と思われる感じの良い外国人のバーテンダーの方が、英語で「カウンター席が良いか窓際のテーブル席が良いか」を質問してくれて、我々は「夜景も楽しもう!」と窓際のテーブル席を選択することにした!
時間も20時ちょっと過ぎということもあり、お客さんもそこまで多い印象ではなかった。
店内にはジャズが流れていて、インテリアはクラシカルで、全体としてカジュアルな滞在しやすい雰囲気があった。今後も立ち寄りやすい雰囲気のバーで滞在時間は1時間あまりだったのだが、土曜日ということもあったのか21時過ぎには満席に近く混み合っている様子だった!!

テーブル席からはこれまでじっくりと眺める機会がなかった大阪の夜景が広がっていて「夜景がきれいなバーで飲むことがどれだけ貴重なことか、子どもが生まれるとすごく実感しますよね〜」とお互いにこの時間の尊さを噛み締めていた。笑。
えっさんがバーに足を運んだのは振り返ると親友と一緒に「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の35Fにある「Sky Gallery Lounge Levita」に2年半ほど前に行ってぶりだったので(参照ブログはこちら)、大阪に引っ越しをしてからは初となった!!あれから友人は結婚をして、友人の子どもも1歳になるのだから時の流れのはやさを感じる。

「CANES &TALES(ケーンズ&テイルズ)」は多国籍の多様なお客さんを想定していることもあるのか、料金設定がサービスやチャージ料が全て込みのお値段設定となっており、お会計がわかりやすいというのも「ありがたいな〜」と感じた!!
席に着くとおしぼりとメニュー、ナッツとオリーブが運ばれてきて、せっかくなので物語を感じられるオリジナルのカクテル「Jelly Bean(ジェリービーン)」2,900円を頼むことに♪
少し苦味がありながら甘さも感じられる複雑な味わいがクセになるカクテルで、今日というまたとない1日の余韻にゆっくりと浸ることができる一杯だった。

せっかくなのでもう一杯くらい飲みたかったのだが帰りの時間も考え、お会計も2,900円/人だけを支払い21時半前には帰路に着くことに!!
こうした時間を通じて、じんわりと心身の疲れがリセットされる感じがした。ママ友からも翌朝に昨夜のおかげで「いい夢をみれました!」と連絡があり、えっさんもコンディションがさらに良くなった実感を得られるなど、家に帰った後も美味しい食事と飲み物の余韻を楽しむことができたのだった♫
日々の食事を考える上で「私たちは食べたもので出来ている」という有名な名言の通り、食事の質が私たちの健康状態に大きな影響を与えているんだな〜と実感することは多い。けれど、食べているものがどれだけ栄養的に素晴らしいものであっても、一緒に食べる人との関係性や、食べる時間、食べるときの場所や環境、自分の身体のコンディションなどが整っていないのであれば、その食事から【心の栄養】を補うことはできないのかもしれない。
子どもが成長するにつれて今回のような【心の栄養】となる食事ができる人になってほしいと思うのだが、あなたは子どもにとって心の栄養になりえる食事とはどのようなものだと考えるだろうか!?