目次
・「界 鬼怒川」到着からチェックインまで!
今日は「界 鬼怒川」予約編に続いて本編(?)にて詳細レビューを!!
「界」宿泊のお得な予約方法については、こちらをご参照⬇︎
到着した当日は、初夏を感じる半袖が快適な気候で、涼やかな旅の予感を感じさせてくれる日だった。
車を宿泊者専用の駐車場にとめ、歩いてすぐのところに広々とした石造りのエントランスがある。
電車の場合でも、「鬼怒川温泉駅」からだとタクシーで5分ほどと近い!
子どもがいると荷物(特にベビーカー)がかさばるため、一旦車をエントランスに寄せて、そこで荷物を出し入れできるのは嬉しい!なお、「界 鬼怒川」は子連れでの宿泊者が多いことで知られている。
エントランス入口では、検温と消毒を実施する。なお、体温は記録しておく。
その後、スロープカーに乗って旅館まで行くのだが、混み合っている場合は、入口すぐ横のエアコンが効いている待合室でスロープカーを待つことになる!
到着は14時40分くらい。本来は15時チェックインだが、ありがたいことにこの日はすでにチェックイン可能とのこと!
えっさん一行(息子生後半年、夫、両親)は、全員で5名、2部屋での滞在だ。
当日は平日ということもあり、エントランス目の前のスロープカー乗り場には、他に待っている人もいなかったため、そのまま貸切状態で乗ることができた!
想像以上に乗車時間が長く感じた。5分くらいはスロープカーに乗っているのではないだろうか。
真っ直ぐに上に登るというよりは、少しカーブを描いて登るイメージ。スロープカーに乗ることで、高台にある隠れ家に向かうワクワクと特別感を演出してくれた!
息子はベビーカーに乗ったまま乗車。乗車中は、キョロキョロと興味深く右左、正面と顔を向けながら目を見開いていた!
スロープカーを降りると、季節のお花がお出迎えしてくれた。6月のお花は、紫陽花!
石造りが美しい到着口の目の前には、広々とした明るい中庭が続いており、たった今スロープカーで登ってきたこともあり、中庭のプライベート感が一層際立っていた。
中庭に向かって左に進むとすぐのところにフロントロビーがある。
フロント受付に向かって右側には、ソーシャルディスタンスが保たれた待合いスペースが。大きなガラス窓の外には、山間の緑が目に飛び込んでくる。
受付では、コロナ禍での確認・同意事項や宿泊内容の簡単なチェックのみで、感染予防の観点からすぐにお部屋に通される!
中庭とは反対に面したフロントの景色をズームすると⬇︎のように。
眼下には鬼怒川の街並みが広がっているのだが、木々が綺麗にその視界を塞いでいる。段があり崖のような斜面が見える山間の景観は、自分たちが高台にいるということを意識させてくれる!
こちら⬆︎とは逆サイドの中庭の景観⬇︎。こちら側の木々は水平に見えるため、自分たちが宙に浮いているかのような錯覚を覚えてしまう。そして、フロントと中庭の間には形も大きさも色合いも実に様々なご当地栃木県伝統の益子焼きの数々。
なお、「界 鬼怒川」では毎晩21時〜無料で「益子焼ナイト」と題して、益子焼の歴史や特徴、楽しみ方を教えてくれる。この催しが、益子焼が飾られたこちらのエリアで開催されるのだ!
・「界 鬼怒川」露天風呂付きのお部屋の中!
フロントで簡単な受付を終えると、先ほどの紫陽花を横切り、まっすぐ回廊を進んで1階のお部屋に!
今回、えっさんが宿泊したのが114号室。回廊沿いの角のお部屋。両親は、113号室と隣り同士だった♪
周りの景観とよく調和しているドアを開けるとすぐに手の消毒ができるようになっている!
玄関入口も開放的で、ベビーカーをそのまま入れても問題ないくらいの広さだった。
⬆︎の消毒液置き場の左側奥にベッドルーム!畳が敷かれた床からは少し段差があるところにベッドが配置されている!こちらのベッドは、「界」オリジナルの「ふわくもスリープ」というマットレスを使用している。
以前、別の「界」に宿泊したときに、宿泊者の一人が「すごくよく眠れたので、購入したいがどうしたらいいか」とスタッフの方に聞いていたほどに快適だ。
そして、ベッドボードには、ご当地伝統の「鹿沼組子」。
なお、息子(生後半年)はベビーカーでは寝てくれなくなったため、こちらのベッドをぴったりとくっつけて眠ることにした。
館内着には、作務衣(さむえ/さむい) が用意されている!えっさんの個人的な感想としては浴衣だと、子どもを抱っこしていると動く時にグシャグシャとしてしまうため、ズボンとセットで動きやすいは何かと助かった!
そして、「界」お馴染みのお持ち帰りできる「たび」も準備されていた。
なお、ベッドの向かいがクローゼットになっていて、ジャケットやパンツなども皺にならずに収納できる!
ベッドルームと隣接して⬇︎はリビングスペース!玄関入口を入った段階ではリビングは見えなかったので、リビング自体にお籠り感がある。中庭とは反対側にも広いお庭があり、そのお庭を眺められるようにソファやテラスの椅子が配置されている!
リビングスペースは全面畳!6月に入ってからうつ伏せでずり這いをして前に進むようになった息子をベビーカーから降ろし、畳の上でうつ伏せ状態にすると手足をバタバタとさせ快適そうだった!
リビングテーブルに置かれているのはこちら⬇︎も、「界」オリジナルパッケージのお煎餅!&日光で有名な「日昇堂 葵乃ひかり」。売店には違う味のお煎餅も売られている。パッケージも可愛いのでお土産には最適!
リビングにも陶器の可愛らしい置き物がある。本当に部屋ごと、栃木の伝統を感じられる!
全48室全ての客室が「とちぎ民藝の間」とのことだが、「益子焼」「黒羽藍染」「鹿沼組子」「大谷石」と納得の民藝品の数々!
お茶やドリップコーヒーなどと共にこちらにも益子焼のカップや湯呑み!
色が絶妙でモダンながらレトロなカップは、飲み物をゆっくり味わって飲みたくなる風格がある。
玄関を入って真っ直ぐに進むと、洗面スペース。
アメニティは、全ての「界」で同じものを使っており、オリジナルだ。こちらはサロン仕様で、和漢生薬成分が配合されているそう。
唯一異なるのが持ち帰りができる「風呂敷」の色!「界 鬼怒川」は艶やかなピンク。全国の「界」をめぐる人は、こちらの「界」毎に色が異なる風呂敷も一緒に集めている人が多いのだ。
露天風呂の前には広めのシャワースペースがあり、こちらで身体を洗った後に露天風呂に入れるようになっている!
シャンプーやトリートメント、洗顔フォーム、ボディソープも全て「界」オリジナル!アメニティを持ち帰りたい人にとっては、やや残念かもしれないが。
露天風呂は「シャワースペース」にも、「テラス」にも両方に隣接している!
蓋がしっかりと閉まっていて、こちらの蓋を開けて、掛け湯をしてお風呂に入るのだ!
お風呂からお庭は見えるが、前がブラインドになっていて視界をやや遮るような印象はある。
テラスから露天風呂を見るとこんな感じ⬇︎
テラスには、やはり栃木県の大谷でしか産出されないご当地の石「大谷石」が敷き詰められている!
中庭も素敵だが、遠くに山を望む広々としたお庭も緑が豊かで、ここのテラス席で仕事をしたり、本を読んだりしても緑が目の疲れを癒してくれそう!
・「界 鬼怒川」中庭と中庭を囲む回廊散策!
部屋を出ると建物を囲うように回廊があり、内側には中庭がある。この日は気候も良かったので、宿泊者の人たちが中庭を散策する様子も度々見かけた!
散策用の道もあるため、中庭を横切って建物内をショートカットすることも出来てしまう!
ベビーカーでの移動は難しそうだったので、赤ちゃんを連れる際は、抱っこ紐など抱っこをして散策することになる。
宿泊者以外の人からは完全に隠されているお庭。「贅沢なプライベート空間だな〜。」とえっさんもしみじみ。
木組みの回廊も趣があり、回廊越しに眺める中庭も場所によって雰囲気が変わるので、見ていて飽きないのだ!
そして、回廊自体にもご当地の魅力がたくさんある!先ずは、黒羽藍染のとっても長〜〜〜い布。このゆったりとした風合いが夏らしい雰囲気だ。
そして、さらにこちらも黒羽藍染を使用した風鈴の数々!音色としては、ガラスとは異なるややトーンが抑えめのコロコロっとした落ち着いた音がする。
山の中ということもあり、鳥や虫の鳴き声もよく聴こえるので、風が吹くと風鈴の音色と相まって素敵なハーモニーを奏でてくれる!
夜になると中庭のライトアップも綺麗だ。きっと混むのだろうが、紅葉シーズンのライトアップも見てみたいな〜と思った!
そして、中庭だけではなく建物自体もライトアップされる!夜に温泉に入ろうと回廊を歩くだけで、内からも外からも幻想的な雰囲気に包まれる。
・「界 鬼怒川」フリードリンク・フード!
回廊を抜けた先に、温泉があり、その温泉の入口の前に、「湯上り処」⬇︎がある。
この日は、黒羽藍染のうちわが壁一面に飾られており、全て藍色なのに模様がそれぞれ異なっているので色合いにも変化があって目で楽しめた。うちわを並べるだけで、こんなにおしゃれな雰囲気になるんだな〜と思いつつ。
うちわの前にある休憩スペースは、履物を脱いで中庭を眺められる位置にあった!
朝は、こちらの休憩スペースの上でストレッチのアクティビティ(無料)もあり、えっさんも参加したが身体がほぐれて気持ちの良い朝の目覚めとなった!
星野リゾートと言えば、このご当地感満載のフリードリンク・フードコーナーが毎回楽しみの1つだ。飲み物など何が置かれているか、事前に予測する楽しみもある!
息子がまだ離乳食をはじめて1ヶ月も経っておらず食べられないのが残念だが、夫はこの「寒天ゼリー」⬇︎が「一番美味しい!」と言っていた。
えっさんはと言うと「生姜湯が好きだなぁ〜」と思った。温泉でももちろん温まるのだが、生姜湯を飲むことで身体の芯まで温まる感じがしたからだ!
冷たい飲み物も、お茶系とジュース系2種類ある!りんごジュースの飲み放題は、子どもにとってはかなりテンションが上がるのではないだろうか。しかも、濃厚で美味しいりんごジュースならなおのこと。
アイスは、他の「界」でもこのアイスキャンディーをよく見かけるような。
夫はアイス好きなのだが、このアイスキャンディーにはフルーツの種類がたくさんはずなのに、冷凍庫内のアイスの種類に偏りがあったので、「ぶどう味がない!」と騒いでいた。笑。
お次は、ライブラリー。ライブラリーは、「湯上り処」からは離れており、先ほどのフロントと同じ空間にある!
ライブラリーのソファと、フロントの椅子が逆の方向を向いている⬇︎。
コーヒーにお茶、紅茶にハーブティーと、一通り揃っているフリードリンク!ライブラリーで作ったドリンクに蓋をしてお部屋で飲むことが出来る。赤ちゃん連れだとライブラリーには長時間居られないため、便利だった。
・「界 鬼怒川」夕食と朝食内容詳細!
夕食については専用のダイニングがあり、半個室になっている!時間が17時30分と19時30分の2回に分かれていた。夕食の時間は、事前にWEB予約しておくのが安心。
今回は両親も一緒だったので、えっさんたちが夕ご飯を食べるときには息子を両親にお願いし、両親が食べているときは息子をえっさんと夫がという感じで、交代しながら食事をした。
他の子連れのご家族は、赤ちゃんをバウンサー(レンタル)や、持参のベビーカーに寝かしたりしていた。
そして、泣いてしまったら抱っこ紐を使って抱っこするという感じの人が多い印象。
半個室なので、子どもの声は外にも普通に聞こえるので、食事中は子どもの声がよく聞こえていた!
えっさんも子どもを連れて食事をすると思われていたようで、「子ども連れの家族同士を近くの席の配置にしているのかな〜」という感じがした。
夕食のお品書きとそれぞれのお品はご覧の通り⬇︎。
四季に応じてメニューは代わるようだが、夕食の中身で特に印象深いのは、「宝楽盛り」と「食事」だった!そして、益子焼の器の数々。
益子焼をまじまじと眺めたのは初めてのことだったが、おしゃれで色合いが素敵で、料理をより美味しそうに引き立ててくれたので、この益子焼の器で夕食を食べられるだけでも満足度が高かった。
ご当地のアクティビティとして、夕食の間にクイズがある!
名前を伏せた状態で写真付きの陶芸家の方の簡単な紹介が紙に書かれていて、「この人が作った器はどれでしょう?」というクイズだ。スタッフの方が回答を聞いてくれて、当たっているとこの日は⬇︎のオリジナル絵はがきをプレゼントしてくれた。
朝食のお品書きとそれぞれのお品はご覧の通り⬇︎。
朝食も同じダイニングでいただく。席は夕食とは異なる席だった。朝食は息子と両親とも一緒だったので、6人掛け用のテーブルだった!
朝食で目を惹くのは、美しい鹿沼組子立格子木箱と、その上に置かれていた「わら麦納豆」!
・「界 鬼怒川」赤ちゃん連れのサービス詳細(貸出備品/食事)
さて、「界 鬼怒川」は子連れが多いというだけあって、赤ちゃん連れのための貸出備品も充実していた!
以下が案内に記載のあった貸出備品。えっさんは頼まなかったが、おもちゃの貸出までしてくれるのだ。
まだ息子は小さいのでサイズが合わなかったが、子ども用のサムエもお部屋に準備があった。
こちらは貸出備品から選んだ「調乳ポット」。自宅でミルクを作るときはお湯の温度を70度に保てる保温機能付き電気ポットを使用しているので、こちらの「調乳ポット」を使ったことがなかったのだが、こちらは電源をオンにしておけば勝手にお湯を70度にキープしてくれるポットでミルク作りに便利だった。
おむつ用のごみ箱も貸出備品から選んでお願いをした。やはり、匂いを気にする必要がなくなるのでお願いして正解だった!
温泉施設にもベビーバスが男湯、女湯ともに準備されていた!しかし、息子は温泉には入らなかったので、事前にお願いをしたわけではなかったが、お部屋にはベビーバスが⬇︎のように準備されていたのもありがたかった。
食事のときも、特に事前に伝えたわけではないが⬇︎のセットが準備されており、息子もまだ小さいながらお気遣いいただけるのは親の方が嬉しい気持ちになる!
朝食のときは、ベビーカーに乗ったままの息子だったが水も⬇︎のようにストロー付きで準備してくれたのだった。
まだ月齢の問題で使用することが出来なかったものもあったが、事前に準備をいただいていた子ども用のグッズも多く、息子も非常にテンション高く畳の上でもはしゃいでいた⬇︎
他の子連れの家族も多いので、事前に年齢に合わせたどのような準備をしてもらえるのかは予約後に問い合わせをしておいた方が荷物も減って、心積りも出来るので安心かもしれない!
他にも「界」の中では、1年中入れる源泉プールがある「界 伊東」をはじめ子ども連れに人気の温泉旅館がある!
ぜひ、ここに行ったら子どもが喜んでくれたなど「子連れ宿」で良かった場所があったらコメントをしてもらえるととても嬉しい^ – ^
今回を通じて、「大人も子どもも同じように楽しめることが何よりだわ〜」と感じた旅となった!!
子連れの滞在が多い宿は、子どもにとって快適な環境が整っているんだな〜と実感をした!子どもにとって快適である場合、親にとっても快適であることが多いのかもしれない。そして、子どもが大きくなっても、その成長に応じた楽しみ方をできる宿なのであれば、子どもにとっても親にとっても成長を感じられる特別な宿になるのではないだろうか。