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日本人教育ママの教育方針に興味を惹かれない理由はこれだ!

・東大、ハーバード大に子どもが「進学した」ママ

子どもが生まれるまで「教育ママ」という存在はどこか遥か遠くの存在のように感じていたえっさん。
実際に子どもが生まれてみると、子どもの教育の現状について調べたり勉強したりすることも増えてきた。

その中で、教育ママの情報にアクセスすることもあった。
子ども4人全員が東大理三に進学したママや、子どもが塾に行かずに公立校からハーバード大に合格して、その経験をベースにサマースクールを経営しているママなんかが日本だと有名どころだろうか。
えっさんが通っている幼児教室の顧問ママも経済的に裕福ではない中で、子どもが10歳でTOEIC920点、11歳で英検1級合格し、東大に進学したということで本なんかも出版している。

しかし、えっさんは教育ママの「私はこうしました」。HOW TOみたいな情報には興味を惹かれないな〜と思ってしまったのだが、その理由を今回はブログにしてみたいと思う。

と、いうわけで今回タイトルに「進学させた」ではなく「進学した」と記してみた。
有名教育ママが多くの人たちから支持を得ている背景には、彼女たちは子どもをサポートはしたが、あくまでも「子どもの自由意思を尊重した結果、子どもは東大理三ないしハーバード大に進学した」というところがポイントとしてあるのではないかと考えた。
けれど進学させただろうが、進学しただろうが、えっさんはそもそも表札主義的な発想が好きではないので⬇︎(下記ブログ参照)子どもの大学名がキャッチーな教育ママの代名詞になっていることも「うーん・・・どうなんだろうな」と疑問に思ってしまう。


アメリカで有名なシリコンバレーの教育ママは、長女が「YouTube」のCEO、次女はカリフォルニア大学医学部の准教授、三女がユニコーン企業の創業者ということで有名なので、子どもたちがどんなことをして世の中にインパクトを与えているのか。そのインパクトの大きさがキャッチーな代名詞となっているので、日本の教育ママとの違いを感じるのだ。ちなみに、娘たちはハーバード大や、イエール大を卒業しているがそこは注目されていないので、むしろ知らない人の方が多いのではないだろうか。

有名ママのバイタリティ✖️子どもの特性

えっさんが日本の有名教育ママの教育方針に惹かれないのは、彼女たちの子どもの教育へのバイタリティーがそもそも彼女たちの特異な特性であり、能力の高さを感じる。そのため、自分ごときが参考にするにはとってもハードルが高いように感じてしまうことも1つにはある。
彼女たちは自分の時間とエネルギーを子どもたちの教育のために心血注ぎ込んでおり、それが苦にはならないどころか「娯楽」ともまで言えてしまう。
とてもじゃないが同じようには出来ないし、そのバイタリティーも能力も尊敬に値するが、自分には無理だ〜思うわけだ。
きっとこういうママは、自分がエネルギーを傾けるものを子どもの教育以外に見つけたとしたら、その方面でも何かしら成果を出せる人たちなのではないだろうか。実際、子どもを進学させた後にはメディアへの露出や、出版、起業なんかで成果を出しているわけだし。

そしてもう1つが、子どもの特性についてはあまり触れられていないことも興味を惹かれない要因の1つなのだ。
ガチガチに受験勉強のスケジュールを管理されたり、ママの意向で高価な勉強机が買い与えられたり、家の中では全てを英語漬けにされたりすることが苦にならない子どももいるかもしれないが、反発をしてしまうタイプの子どももいると思うのだ。
それに、ママのもっている特性と、子どもがもっている特性が異なる場合に、どんだけママがバイタリティーと高い能力と信念をもって子どもの教育にあたっても、それがマッチしないケースもあるだろう。
兄弟がいる場合なんかは、例えば兄にはフィットしたのに、弟にはなんだかフィットしないということは全然ある話だと思うのだが、その辺りが今のところはどんな子どもに対しても、普遍性があってどの子どもにもマッチした教育方針なのかまでよく分からないというのが正直な感想だ。

そう考えると、アメリカの教育ママと比較した時も、彼女の場合は自分も教壇に立つ教育者として仕事を続けながら子育ても続けており、子どもの特性に左右される教育方針ではなく、どんな子どもに自由と責任、決定権を与えるということを貫いてきているので、興味を惹かれるのかもしれない。

・子どもの教育の再現性!

詰まるところ、日本の有名教育ママの教育方針に興味を惹かれてないのは、次の3つの理由だ。

▶︎焦点が学歴や資格取得なんかで終わってしまっているので、その先にどんなことを実現した子どもなのかがよく分からないということ。
▶︎どんな特性をもつ子どもにとっても効果があるのか疑問が残るということ。
▶︎カリスマ教育ママのような並外れたバイタリティーや高い学習意欲を前提にしていること。

要するに、再現性が不明ということが一番の理由なのだ。

なお、えっさんが今、興味を惹かれる教育方針は「モンテッソーリ教育」なのだが、その歴史は意外にも長い。
もともとモンテッソーリ・メソッドの生みの親は、教育ママとして自分の子どもに対して効果があった教育を広めた人なのではないのだ。

女性活躍が今より遥かに遅れていた時代。女性が大学はもちろん、その中でも医学部に進学することに前例がない時代に、イタリアで女性としては初めての医学博士号を取得したマリア・モンテッソーリ。
彼女は、学生時代も男性の中で医療を苦学して学び、その後の進路も医師としての就職先が女性があるという理由で決まらず、劣悪な環境の精神病院で医師として働いていた。
その時に知的障がいがある子どもの様子を見て、感覚を充分に使うことが能力の伸長に良い影響があることを発見し、それを障がいの有無に関係なく広く子どもたちに教育として取り入れていった中でモンテッソーリ・メソッドが生まれたという経緯がある。1900年代初頭なので、今から100年以上前に誕生している教育メソッドなのだ。

モンテッソーリ教育については今、えっさんも絶賛勉強中なので親世代に有益な情報を今後も発信していきたいと思うのだが、参考にするのであれば時代の洗礼を受けており、かつ再現性についても学術的にも裏打ちされているものをと考えてしまうのだが、あなたはどう考えるだろうか。

今日の子どもが豊かに生きるヒント!

子どもの教育について何か参考にするとき、そこに何かしらの共感があったとしても、その教育は自分にとって再現性があるものなのかという視点でも一度考えてみるというのはどうだろうか。子どもの特性は言わずもがな十人十色。まだ教育方針で迷いがあるようであれば、自分の子どもの特性がどうであれ、再現性があって共感できるものから参考にしてみるというのはいかがだろうか!?

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