・自分の中の「思い込み」「こだわり」を探してみる
先日、子どもが生まれてから解約したサブスクについてブログで書いた⬇︎
このサブスクの整理・解約をするにあたって、自分が多くの「思い込み」の中で様々なサービスが必要だと思っていたことに気づいたのだ!
また、他にも「野菜は1日何種類は食べないと」「柔軟剤はこれじゃないとダメだ」といった自分の中の「こだわり」がどういった自分の価値観や入手した情報からくるものなのかについても考える機会となった。
一度お勧めしたいことが月の支出を棚卸ししてみて、自分の中でこのサービスやものが必要だと思っている「思い込み」や、この商品じゃないとこのブランドじゃないとと思っている「こだわり」について書き出してみるということだ。
例)
・コーヒーは毎朝コンビニで買ったものが美味しいしお得だ
・夕ご飯は一汁三菜ではないと栄養が偏ってしまう
・スマホは大手キャリアが安心だ
・子どもがディズニーランドに毎年遊びに行けないのは可哀想
・子どもの習い事は最低3つ(勉強/運動/芸術)は必要だ
いかがだろうか。上記は家計相談なんかをみていると出てくる例だが、えっさん自身も自分事として考えてみると「思い込み」や「こだわり」がたくさんあったことを自覚した!
例えば、PCはiPhoneと同期が必要だから「Macにするべき」とか、家電は統一感を大事にしたいから「白のバルミューダじゃないと」とか。みんなそれぞれ程度の問題はあるにせよ探せば出てくる人も多いのではないだろうか。
えっさんは、今回この「〜べき」といった思い込みや、「〜じゃないと」といったこだわりを捨てたり、止めようと言うことをお話したいわけではないのだ!
こういう自分の「思い込み」や「こだわり」について今一度棚卸しをしてみることで「何でそう思っているんだろう?」「仮に別のものに変えるとしたらどんな選択肢があるだろう」とかを考えておくと「家計がピンチ!」となったときも、冷静に対処できると思うのだ。
例えば、先ほどの例で言うと「家電を白で統一するなら他のメーカーの白い家電でシンプルなものでもいいのではないだろうか」と言った具合に選択肢をもっておく。
次に、上記のような日々のものやサービスに限らず、大きな支出についても同じように考えてみると、より自分の中の「思い込み」や「こだわり」に気づける。
例)
・家賃を払い続けるのはもったいないので、家は買ったほうが得だ
・投資は怖いのでやらないほうがいい
・生命保険は掛け捨てはもったいないので、貯蓄型に限る
・車は所有するべきだ
・老後のためには2,000万円の資産を用意しなくてはいけない
例えば、「家は買ったほうがいい」ということ1つとっても、何でそう思うのかを突き詰めて考えてみると意外と自分の中の情報が不足していたり、偏っていたり、自分の経験を絶対視していたりすることに気づく。
えっさんは一旦、自分の思い込みを横に置いてフラットに考えてみることを試してみた。今の時代、有益な情報だって簡単に探すことができる!
すでに家は買ってしまったが別に所有し続けることにこだわりがあるわけではないので、情報を探す中で例えば「家は99%負債なので買わないことが資産的には正解!でも買うとしたらマイホームにはこういう価値があるよね」⬇︎といった情報も見つかった!
大きい支出であるほど「思い込み」や「こだわり」から解放された時の節約効果は非常に高いものとなる!!
そうして、偏りのない情報を得ることで「思い込み」や「こだわり」から解放されて別の選択肢の可能性を想定できると、随分と自分の気持ちが楽になると思うのだ!
・家計管理はマネーフォワードで自動化
基本は、とっても面倒臭がりな傾向にあるえっさん。
「思い込み」や「こだわり」について振り返るためには、日々の収支を1円単位で確認するのが早い。しかし、手動で管理するのは億劫だと感じるし、これまでも続かなかった。そこで、収支を正確に把握し簡単に記録するために使っているが「マネーフォワードME」だ⬇︎
【参照先:https://moneyforward.com 】
えっさんは3年ほど前から「マネーフォワードME」を使用しているが、これまで色々試した中では一番管理が楽だと感じているし継続しやすい。無料でも使えるので、まだ使ったことがない人はどんなものかくらいは知っておいて損はないだろう。
また「マネーフォワードME」の詳しい使い方についてはこちら⬇︎が参考になると思うので割愛するが、夫とえっさん自身はほぼキャッシュレスで買い物をすることで、家計全体として何にいくら使ったかを自動で項目別にデータが集計できるように設定をカスタマイズしている!
全てのお金の流れが手間をかけずに見える化できると、嘘偽りないありのままの家計状況を直視することになる!
「今月はコンビニでこんなに買い物したのか〜」などと毎月反省も多いのだが、現実を直視することで自分たちの家計は毎月最低限いくらあれば生活できるという金額を知ることが出来るのが何と言っても家計管理の不安を取り除く上で大事なポイントだ!
ここまでの話をふまえて、不安を取り除く家計管理術を簡単におさらいするとこんな流れになる!
①:毎月の収支を1円単位で正確に把握する【自動化がオススメ→マネーフォワードME】
②:①の情報から「思い込み」や「こだわり」を洗い出す
③:②で洗い出した「思い込み」や「こだわり」を取り除いた時の別の選択肢を用意しておく
④:③の別の選択肢をとったケースでは、最低限生活をする上で必要な月の金額を割り出す
⑤:④の金額を例え残業代をはじめとした変動費がなくなっても問題なく確保できるのか確認をする
・家計管理は家族全員が幸せに暮らし続けるために見直し続ける!
たまに節約すること自体が趣味のようになっている人がいたりするが、それが家族にとっての幸せにつながるのであればいいのだが、自分以外の家族にとっては負担になっているようであれば改めて家計管理や節約の目的を考えてみてみてもいいだろう。
家計管理の最大の目的は、家族全員が幸せに暮らし続けることにあるのではないだろうか!?
そのため、自分にとっての幸せと相手にとっての幸せは異なるということを家族で共有することも時に必要だろう。
例えば、えっさんはアイスを毎日食べるのは砂糖が入っているので身体にもよくないし、砂糖は中毒性があるので習慣としてもいただけないと思っている。しかし、夫は毎日アイスを食べることが、1日の癒しであり「今日も1日頑張って仕事したな〜」という自分への労いをアイスを食べることを通じてしているらしい。
であれば、えっさんはアイスが癒しにならないので本当に食べたい!と思った時にしか食べないが、夫が毎日アイスを食べることは全く問題ないと思っている。アイスを食べなくなったからと言って劇的に寿命が延びたり、健康になるわけでもないのだ。
そのため、夫とえっさんの家計管理においては、毎日の夫のアイス代は必要な支出として本日時点で最低限かかる生活費の中に入れている。(なお、子どもが毎日アイスと食べるとなると話は別だ。それは歯も含めた身体の健康にかかわってくるといえる。こうした時は、子どもが寝た後に夫にはアイスを食べてもらうなど工夫が必要だろう。)
しかし、家族全員が幸せに暮らし続けるために必要な最低限かかる生活費というのは、ライフステージや世の中の情勢が変わることで変更になることが多いので都度見直しやメンテナンスが必要となることを忘れていけない。
先の例でいうと仮に夫が糖尿病になってしまった場合、アイスを毎日食べることは夫にとって幸せな状態とは言えなくなる。であれば、3日に1回低糖質のアイスを食べることに変更をしてみる。そうすると毎月のアイス代に変更が生じるが、同時に医療費にも変更が生じるという具合だ。
不安を取り除く家計管理術とは、最低限かかる生活費をライフステージやデフレ・インフレを加味しながら都度把握することで、家族全員が幸せに生活できる状態であるということをきちんと目で確認できることにあるのではないかとえっさんは考えている。
老後資金にしても全員が2,000万円必要なわけではないのだ。月10万円で幸せに生活できる人の毎月の年金が月12万円だとしたら、老後資金は2,000万円もいらないだろう。
今回のコロナ禍と同様に今後も危機は訪れ、いつ自分たちの身に突然降りかかってくるのか分からない。けれど、自分たちの「思い込み」や「こだわり」を冷静に捉えて、最低限の生活費を確保できる状態を作っておけばそれほど不安に思うこともなくなるのではないだろうか。
常に漠然としたお金の不安を覚えている状態というのは多くの人にとって幸せな状態とは言いにくい。自分たちの「思い込み」や「こだわり」を出来るだけ整理して、いざと言う時に必要な生活費を算出しておく。それが、家計の収入が減ったときも1つの目安となり、家計管理の目標も明確になる。そうすることで、漠然とした不安から解放され、気持ちも楽にいられるのではないだろうか。