・幸せになるためのメカニズム
最近子どもと過ごす中で思うのは、言ってみたら当たり前の考えなのだが「幸せな人生をおくってほしい」ということだ。
けれど、何が幸せなのかは個人差があると思うので、少なくとも不幸せを予防しながら生きてほしいな〜と思っていたのだが、えっさん自身のことを振り返ると「幸せ」についてまだまだ自分の知識も、日常の行動も不足しているな〜と感じている。
そんな中でえっさんが手に取ったのが「99.9%は幸せの素人」という科学的に自分を幸せにする方法が書かれている2020年11月に出版された書籍だ。
何が幸せなのかは多様な時代にあって、幸せに関する研究自体はここ40年で急激に進んだとこちらの本に書かれていて「なるほどな〜」と思った。
そう言われてみたらハッとするのだが、えっさんのように子どもには幸せな人生を過ごしてほしいと多くの親が思っているはずだが、「幸せ」について学術的に学んできた親も子もほとんどいないというのが現実ではないだろうか。
そう考えてみると義務教育の教科として「幸せ」があったら、子どもたちの学びや生きる姿勢にもいい影響がありそうだな〜とふと思った。
世界各国で蓄積された研究データを基に学問として「脳科学」「心理学」「幸福学」と各分野から「幸せ」について体系的に学び、それを行動に移すことができる人が増えたら単純に素敵なことだな〜と思う!!
この書籍によると幸せな生き方は何歳からでも出来るということだ。
なんでも20代と60代の幸福度はほぼ同じで、80代のほうが20代よりも幸福度が高いという事実があるようだ!!
「なんと!!長生きすることに希望が持てる研究結果だな〜」と嬉しい気持ちになった。
えっさんも学問として幸せのメカニズムについて学び、人生100年時代ならまだ半分も生きていないわけで、まだまだ学ぶのに遅くない!!と思った。そんなわけで、子どもに伝えられるようにまずは自分自身が「幸せ」のメカニズムを実践するところからスタートすることにしようと思う!!
・モノより経験という納得の結果
こちらの書籍の内容を少し紹介すると、以前えっさんはブログで幸せなお金の「使い方」をシェアしていきたいということを書いた⬇︎
この書籍に書かれていたお金の幸せな「使い方」で「そうだよねぇ!!」と納得したことも、モノよりは体験にお金を使ったほうが幸せになれるという事実だ。
経験や体験にお金を使った幸福感は時が経つにつれて増加していく傾向にあるが、モノにお金を使った場合の幸福感は反対に時が経つにつれて減少していく傾向になるようだ。
理由としては、モノにお金を使うとその後にストレスとなる出来事が待ち受けている場合が少なくないと書かれてあって、えっさんお気に入りの書籍「Think clealy」とほとんど同じ内容が書かれていた。
また、どんな経験が幸福度を高めてくれているのかも科学的に証明されているということだった。
あなたもこの本に習って一度、「こんな経験や体験にお金を使いたい」と思うことを5つ書き出してみてはいかがだろう。ちなみに、えっさんも書き出してみた⬇︎
・日本や世界の満天の星空を観に行く!
・子どもと夫と家族3人で一緒に飛行機に乗って世界一周をする!
・家族みんなで大型客船に乗ってサントリーニ島をはじめエーゲ海を旅する!
・大切な友人と一緒にの〜んびりと行き当たりばったりな旅に出かける!
・親が行きたがっていたスペインに一緒に行って親孝行する!
「全部、旅行か〜い!!」って感じだが、笑、えっさんは他のことを節約しても書き出してみた旅行の経験は実現したいな〜と思うのだ。
なお、科学的に証明されている幸福度が高まる経験の4条件は要点だけ引用すると以下の通りだ。
① 世の中のつながりが実感できる経験
②「繰り返し語ることができる」思い出となる経験
③「自分がなりたいと思っている自分像」につながる経験
④「めったにないチャンス」を得られる経験
どうだろうか。あなたが書き出した経験はこの4条件のいずれか、または複数の条件に当てはまっただろうか。
この条件に当てはまる経験をすることで「今」だけではなく、「これから先」も幸せにしてくれるとのことだ。
自分で書いてみた5つの経験をこの条件に当てはまるように書き換えてみると、より幸せなお金の使い方ができるかもしれない!!
・誰かのためにお金を使うと幸せになれる
えっさんは前述の「お金の「貯め方」よりも、幸せなお金の「使い方」をシェアしていきたい!!」というタイトルのブログの中に寄付をする価値について書いたのだが、この書籍の中でカナダのサイモンフレーザー大学の実験結果が紹介されいた。
その実験によると、「誰かのためにお金を使った」人は、「自分のためにお金を使った」人と比べて、明らかに幸福度が高かったという結果が出たと書かれてあった。
これも実感として腑に落ちる結果だな〜と思った。なんでも世界136カ国、20万人以上を対象にして行われた世論調査ではチャリティーに寄付をすることによって豊かな国でも、貧しい国でも同様に家庭の所得が2倍になったのと同じくらい幸福度が上昇することが判明したとのことだ。
この幸福度には自分が寄付した金額が大きいか少ないかということは関係なく、いくらであっても誰かのためにお金を使うということ自体が自分の幸福度を高めてくれるという結果は、自分事として考えても確かにそうだな〜と思う。
なぜ人にお金を使うほど幸せを感じるかというと、自分は人に分け与えられるだけ豊かだと脳が認識することで幸福度が高まるというメカニズムによるものらしい。
先日、キャリアの相談に乗った若者が「お金を稼ぐことは悪いことみたいに思っている」と言っていたので早速この話をしてみた。
稼いだお金をどう使うかに焦点を当ててみるのだ。「どんな経験をし、誰のためにお金を使いたいのか」ということを意識することで、お金を稼ぐということ自体もモチベーションが上がるかもしれないな〜。
私たちは幸せになりたい、子どもには幸せになってほしいと思いながら、その「幸せ」について学術的な知識を得る機会がなくこれまで生きてきたことに気づく。また、幸せなお金の「使い方」ついても知識がないので、これまで幸せな使い方をしてこなかったとも言えるかもしれない。
どんな経験にお金を使い、誰のためにお金を使うのかを考え、実行することでこの先も幸せで豊かな気持ちが続く可能性が高まるのであれば、ぜひ幸せなお金の使い方を選択していきたいものだな〜。