・保険でお金を貯めるべからず!
最近、息子が離乳食で遊び出し、汁もののお椀で遊んでいて思いっきり床にひっくり返したのだ。その時、えっさんは息子の反応がみたくて「え〜ん、え〜ん」と泣きマネをしてみた。そしたら、息子がいきなり大声で泣き出したので慌てて抱っこしたらその瞬間、けろっと笑っていて「一本取られた〜」と思った。笑。息子の方が圧倒的に上手なので、無駄な小細工はやめようと決心した出来事だった。笑。
さて、そんな可愛い我が子のためにえっさんはなんと自分から希望をして新規で保険に加入することにした!!
保険は必要最低限しか要らないと明言してきたえっさんとしては、とても珍しいことだ。
子どもが生まれてからというものファイナンシャル・プランナー(FP)の人との無料家計相談サービスの案内がよく届くようになったので、時間がある時には話を聞いてもらうことにしている。
このFPからの無料家計相談というのはご存知の方も多いと思うが、各種保険代理店(「ほけんの窓口」みたいな)としての機能をもつ会社に所属するFPが対応してくれる。
そのため、無料相談を通じて家計を把握し、何かしらの保険加入をしてもらうことで保険会社からマージンをもらうことで成り立っている商売だ。
「お金のことは何でも相談してほしい」と言われるが、えっさんが本当に知りたかったことは「FPの専門外なので」と毎回言われてしまう。悲。しかし、先日受けた無料家計相談は、相談に申し込みをすると2,000円程度の赤ちゃんグッツがいただける特典がついていたので、申し込みをしてみることにした。(相談後、1週間程度で選んだ商品がうちに届いた♪これは感謝!)
えっさんは以前ブログでも書いた通り⬇︎、家計管理を趣味みたいに楽しんでやっている。
家計管理の項目の1つである保険については20代半ばの頃は外資系の保険会社からライフプランナー(営業職)にならないかと数回オファーを頂いたことがある。そのため、民間の保険についても当時から興味を持って調べたり、公的保険については社会保険労務士事務所で仕事をしていたので知識を得る機会も多く、国内にある保険について比較的詳しくなった。
この無料相談でFPの人にえっさんが家計相談をしてもこの3ヶ月、3人連続で、保険以外のマネープランについては「(私が情報提供できることは対応されているので)こちらから新たな情報をお伝えできずすみません」と言われてしまった。そのため早々に保険の提案へと話題がシフトするのが毎回のパターンとなっている。
FPの人にとって実入りが良い保険というのが、個人年金や終身保険(一時払い終身保険を今回、ごり押しされた)など貯蓄型保険と言われる保険会社にとって利幅が大きいうま味のある商品だ。
家計の資産の中で現預金が少しでもあると、「そのまま現金を寝かすのはもったいない、少しでもプラスにしたほうがいい」と言って貯蓄型保険を勧められてしまう。
けれど、こうした保険にはもちろん入らない!!保険はあくまでも保険であって、資産形成を目的としていないからだ。目的が違うものを、混在しない方がいい。
保険で資産形成をしようとすると長い間、資金拘束されるので自由に出し入れできず、もし必要だとなったら元本割れをするリスクが高く、さらに保険会社の運用費用が高額なので、資産形成には適していない。
もし、15年以上資金拘束をされるような保険でお金を貯めようか考えている方がおられるなら、ネット証券を開設して信託報酬の安いインデックス投信に資金を回しておくことの方が資金拘束もなく資産形成として成功する確率は統計的に高いし、保険会社のように運用手数料を高く支払わなくてはいけない心配もない。
むろん、孫のために「投資なんて嫌い、怖い」という祖父母が余剰資金を回したいというのであれば、それを拒む理由はないかもしれない。と言うのも、FPの方の話だと、おじいちゃんおばあちゃんが孫のために教育資金として保険を活用する人も多いとのことで、その可能性まで提案されたのでちょっと困惑してしまったのだ。笑。
保険では間違ってもお金を貯めない方がいいと言うのがこれまでの経験と書籍を読んだり、調べた結果のえっさんの結論だ!!なので、FPの方に貯蓄型保険を勧められる度に丁重にお断りすることになるm(__)m
詳しいことはこちらのブログが分かりやすいので、参考になるかもしれない⬇︎
えっさんも実は7年前に、中学時代の同級生がライフプランナーに転職をして、その付き合いでえっさん自身の老後のための貯蓄型保険である養老保険に加入したのだ。しかし、子どもが生まれてから自分の老後は公的年金とiDeCo(後はNISAをはじめ投資での資産運用の余り)で充分だなと思い直した。
そのため子どもが生まれてから当時加入をした養老保険を多少元本割れをしたが解約をし、解約した全額を息子のジュニアNISAに資金投入し運用することにしたら、えっさん自身が抱えていた保険のモヤモヤが一気に晴れた!
・共働きなら妻にも割安な掛け捨て保険を!
では、そんなえっさんがどんな保険を今回、希望したかと言うと「FWD富士生命」という会社の「無解約返戻金型収入保障保険II(非喫煙者優良体保険料率の適用)」というもの。※2021年11月に社名変更し「FWD生命」に。
これは所謂、自分の死亡に備える生命保険で掛け捨てタイプのものだ。たばこを吸わないと保険料がかなり割安になる。最近、たばこを吸わないことで保険料が安くなる商品というは多いので助かる。
なお、収入保障保険とは、死んだり所定の高度障害になった時に保険金を一定額ずつ受け取れる保険のことだが、一括で受け取ることも可能だ。
FWD富士生命?富士生命と違うの?知らない!という人も多いかもしれないが、以前はAIGグループで現在は香港に拠点を置く有名なFWDグループの子会社である。業界の中ではかなり有名な保険会社だ。
この保険に加入する目的はえっさんに何かあっても子どもの養育・教育費を確保することにある。えっさんは現在、社会保険に加入をしているので、何かあった場合は子どもが18歳までは遺族年金が毎月約10万円ほど。それ以外の貯蓄や投資と合わせて、これらは養育費になる。
教育費としては、家庭によって差が出るところかもしれない。考え方は各々だと思うし他の家庭を気にする必要は全くないと思うが、我が家で計画している高校卒業時点の教育費は海外の私立大学や医学部に入学して6年間は教育を受けられ、生活できる額としている。平均からするとかなり高めかもしれない。しかし、これを達成するためには共働きが前提となっている。
もちろん共働きではない場合も、これまで家事や育児を担ってくれていたパートナーに何かがあったら、その分を補うために残った方が仕事をセーブしたり、支援を頼んだりして収入は増えにくいが、支出は増えることが多くなる。
そのため、何れにしても夫婦の場合は片方だけの備えでは心細いことは多いのではないだろうか。
夫婦の場合、夫の分の生命保険は充分に入っている人も多いが、妻の分はいいや!と思っている人も少なくないかもしれない。えっさんも子どもが生まれるまでは自分のことなど気に留めていなかったが、子どもの18歳までの生活・教育を想像して考え直したのだった。
参考までに先ほどの保険のえっさんの保険料概算をお伝えすると今から19年間加入した場合。
年数が経つごとに保険金の総額は少なくなるので、今何かあったら約1,700万。19年後に何かあったら約920万。
この保険内容で、アラフォー+非喫煙者のえっさんの保険料を月額換算すると毎月の保険料は1,300円を切ることになる。19年間何もなく無事にピンピンしていたとしても支払う総額の保険料は30万を下回るのだ!!これで、子どもの教育費の安心を得られるのであれば悪くない買い物だと思うのだが、あなたはどう考えるだろうか!?
・キャリアと保険は都度、見直しを!
えっさんがキャリアカウンセリングだけではなく、ライフプランニングが好きであるということを知っている人からは保険についても相談されることが多い。
その保険内容をみると正直高すぎるという感想をもつ。昔からの所謂、日系の大手生保会社というのは本当にぼったくりもいいところな商品を平気で勧めてくるし、担当だってころころ変わるそうだ。
年齢に応じて、更新で保険料が上がっていく悪しき保険を未だに継続させようとして困っているだと言う。
こういう悪しき保険に入っている場合はその解約の手順をお伝えし、同時に割安な保険に新たに加入が必要な場合は、信頼のおける専門家に相談者の要望を正確に伝えた上で引き継ぐことにしている。
えっさんの場合は、どこの組織にも所属していないフリーのFP1級の方に5年以上前からお願いをしている。このFPの方は、説明が明瞭で分かりやすく話をきいて下さる姿勢が真摯なのだ。全体的には寡黙な印象なのに、こちらの要望を的確に捉えて、期待通りの寄り添った提案をしてくれる。それでいて、返信も早い信頼のおける方だ。
その他、保険代理店では加入できないプルデンシャル生命をはじめとした外資系の保険会社の商品を考えている人には、説明がピカイチに分かりやすく、ガツガツしてないライフプランナーの方をご紹介することにしている。
キャリアも保険も、ライフステージの変化に応じてまずは自分で見直しをして、自分だけでは解決できない場合は都度信頼のおける専門家に相談してみることをえっさんはお勧めしたい。
転職の検討や保険の加入が、目的なのではない。タイミングで現在の状況を振り返ること自体に意味があるのだ。
その結果、なんだかモヤモヤするな〜と思っていたことを言語化できたり、頭の中を整理することで今なすべきことが明確になったり、このままで今は大丈夫そうだ!といった確認作業ができることが大切なのだ。
また、専門家に相談することで、新たな視点や最新の情報を得たり、頭の整理が進みやすかったりする。そのため、長く付き合っていけるような信頼のおけるキャリアコンサルタントやFPの人と温かい関係を築いていけるとよりライフ&キャリアにおける安心感が持続するかもしれない(^ ^)
保険というのは起きる確率が低く、損失の大きいものに対しての備えを目的としている!今は割安でこれらの損失に備えられる保険商品が次々と出ているいい時代なのだ。子どもが生まれるタイミングをはじめライフステージが変わるタイミングでは、キャリアと同様に保険も見直してみることで自分の中のモヤモヤに気づき、その時の状況に合わせて解決できることもあるかもしれないな〜。